Western Digital(以下、WD)は2026年2月、投資家向けイベントで100TB(テラバイト)を超える大容量HDDへのロードマップなどを示した。それに先立ち、ロゴも刷新している。
Western Digital(以下、WD)は2026年2月、ブランドの刷新と、100TB(テラバイト)を超える容量を持つHDDへのロードマップなどを発表した。
同社は2026年2月3日(米国時間)、投資家向けのイベント「WD Innovation Day 2026」を開催。それに先立ち、ブランドを刷新し、ロゴを下図のように変更した。同社は新しいロゴの狙いについて「データセンターを想起させるビジュアルを取り入れ、AI駆動のデータ経済に不可欠なストレージインフラを提供する企業への変革を表現する」(プレスリリース)としている。
WD Innovation Day 2026では、AI/クラウドストレージ市場が、2030年にかけて年平均成長率(CAGR)25%以上で成長するとの予測を取り上げるとともに、クラウドデータストレージの80%をいまだにHDDが占めることにも触れた。
クラウドデータストレージの大容量化やコストパフォーマンスの向上、信頼性のさらなる向上などが求められる中、WDは100TB超へのロードマップを示した。
まずは現状として、従来のエネルギーアシスト垂直磁気記録(ePMR)方式を用いた40TBのHDD(40TB UltraSMR ePMR HDD)を、2社のハイパースケーラーが評価中だという。同製品は2026年後半にも量産を開始する予定だ。ディスクを局所的に加熱し、記録能力を高める熱アシスト磁気記録(HAMR)を用いたHDDについても、ハイパースケーラーと的確性評価を進めていて、こちらは2027年の量産立ち上げを予定している。
さらにWDは、HAMRの技術を活用し、消費電力の増加を抑えながらePMRを60TBまで拡張する計画だ。HAMR HDDは2029年までに100TBへと拡張するという。WDは、HAMRとePMRの両方を活用する「デュアルパス戦略」により、高い柔軟性を提供できるとする。同社はリリースで「ePMRとHAMRの両技術が共通のアーキテクチャ上に構築されていることから重要な優位性を持ち、製造効率や歩留まりの向上、ならびに顧客にとってよりスムーズな製品移行を可能にする」と述べている。
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