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WD、2029年に100TB HDD実現へ 「SSDとの差」縮小も狙うロゴも刷新(1/2 ページ)

Western Digital(以下、WD)は2026年2月、投資家向けイベントで100TB(テラバイト)を超える大容量HDDへのロードマップなどを示した。それに先立ち、ロゴも刷新している。

» 2026年02月18日 15時45分 公開
[村尾麻悠子EE Times Japan]

 Western Digital(以下、WD)は2026年2月、ブランドの刷新と、100TB(テラバイト)を超える容量を持つHDDへのロードマップなどを発表した。

 同社は2026年2月3日(米国時間)、投資家向けのイベント「WD Innovation Day 2026」を開催。それに先立ち、ブランドを刷新し、ロゴを下図のように変更した。同社は新しいロゴの狙いについて「データセンターを想起させるビジュアルを取り入れ、AI駆動のデータ経済に不可欠なストレージインフラを提供する企業への変革を表現する」(プレスリリース)としている。

「WD」の新しいロゴ[クリックで拡大] 出所:WD 「WD」の新しいロゴ[クリックで拡大] 出所:WD

100TB品を2029年に

 WD Innovation Day 2026では、AI/クラウドストレージ市場が、2030年にかけて年平均成長率(CAGR)25%以上で成長するとの予測を取り上げるとともに、クラウドデータストレージの80%をいまだにHDDが占めることにも触れた。

AI/クラウドストレージ市場の成長率クラウドデータストレージの80%をHDDが占める 左=AI/クラウドストレージ市場の成長率、右=クラウドデータストレージの80%をHDDが占める[クリックで拡大] 出所:WD

 クラウドデータストレージの大容量化やコストパフォーマンスの向上、信頼性のさらなる向上などが求められる中、WDは100TB超へのロードマップを示した。

 まずは現状として、従来のエネルギーアシスト垂直磁気記録(ePMR)方式を用いた40TBのHDD(40TB UltraSMR ePMR HDD)を、2社のハイパースケーラーが評価中だという。同製品は2026年後半にも量産を開始する予定だ。ディスクを局所的に加熱し、記録能力を高める熱アシスト磁気記録(HAMR)を用いたHDDについても、ハイパースケーラーと的確性評価を進めていて、こちらは2027年の量産立ち上げを予定している。

 さらにWDは、HAMRの技術を活用し、消費電力の増加を抑えながらePMRを60TBまで拡張する計画だ。HAMR HDDは2029年までに100TBへと拡張するという。WDは、HAMRとePMRの両方を活用する「デュアルパス戦略」により、高い柔軟性を提供できるとする。同社はリリースで「ePMRとHAMRの両技術が共通のアーキテクチャ上に構築されていることから重要な優位性を持ち、製造効率や歩留まりの向上、ならびに顧客にとってよりスムーズな製品移行を可能にする」と述べている。

HDDの容量に関するロードマップ[クリックで拡大] 出所:WD HDDの容量に関するロードマップ[クリックで拡大] 出所:WD
HAMR方式を採用したHDDの試作品[クリックで拡大] 出所:WD
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