東芝D&S、大分拠点の200mmラインの稼働を一部再開:完全復帰は3月上旬目標
東芝デバイス&ストレージは2022年2月4日、同年1月22日に大分県などで発生した地震の影響について同日時点の状況を発表した。地震発生後に稼働停止していたジャパンセミコンダクター大分事業所(大分県大分市)の200mmラインの拡散工程について、稼働を一部再開したという。
東芝デバイス&ストレージは2022年2月4日、同年1月22日に大分県などで発生した地震の影響について同日時点の状況を発表した。地震発生後に稼働停止していたジャパンセミコンダクター大分事業所(大分県大分市)の200mmラインの拡散工程について、稼働を一部再開したという。
同社グループは、2022年1月22日の地震発生直後に本社(神奈川県川崎市)に災害対策本部を立ち上げ、情報収集とその対応、対策にあたっている。
ジャパンセミコンダクター大分事業所では地震発生後、一部の装置で破損が見られたことから操業を停止していた。同26日、150mmラインについては稼働に問題がないことを確認し順次稼働を再開。200mmラインも同28日に一部装置の稼働を再開したものの、拡散工程については石英などの破損が多いことから引き続き停止して修理、交換を進めていた。今回の発表では、この拡散工程についても、一部の復旧が完了し、稼働を再開したと説明。2月14日頃には新規投入も順次再開する方針だという。
同社は3月上旬には被災前の生産能力に復帰することを目標に、修理、交換などを進めていくとしている。
- 東芝、300mmウエハー対応新製造棟建設を決定
東芝デバイス&ストレージは2022年2月4日、加賀東芝エレクトロニクス(石川県能美市/以下、加賀東芝)に300mmウエハー対応の新しいパワー半導体製造棟を建設すると発表した。
- 東芝D&S 大分事業所が地震の影響で操業停止
東芝デバイス&ストレージは2022年1月24日、大分県および福岡県の関連会社3社について、1月22日に大分県などで発生した地震による影響を発表した。3社いずれについても、従業員全員の無事を確認する。【更新あり】
- 低損失、高精度の電流検出機能内蔵HBモジュール
東芝デバイス&ストレージは、シャントMOS電流センサーを内蔵したハーフブリッジモジュール(HBモジュール)を開発した。電源システムを高い精度で制御することが可能になる。
- 東芝、Dual SiC MOSFETモジュール2製品を発表
東芝デバイス&ストレージは、産業用機器向けにSiC(炭化ケイ素)MOSFETチップを搭載したDual SiC MOSFETモジュール2製品を発表した。
- 40V/2.0AステッピングモータードライバーIC発売
東芝デバイス&ストレージは、電流検出部を内蔵した40V/2.0AステッピングモータードライバーIC「TB67S539FTG」を開発、販売を始めた。外付け部品を削減することができ、実装基板の省スペース化が可能になる。
- TXZ+ファミリ アドバンスクラスにM4Gグループ
東芝デバイス&ストレージは、Arm Cortex-M4搭載32ビットマイコン「TXZ+ファミリ アドバンスクラス」として、新たに「M4Gグループ」20製品の量産を始めた。高速データ処理が求められるオフィス機器やFA機器、IoT(モノのインターネット)家電などの用途に向ける。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.