キオクシアは2022年2月10日、同社の四日市工場(三重県四日市市)と北上工場(岩手県北上市)において、一部の製造工程を停止していると発表した。
キオクシアは2022年2月10日、同社の四日市工場(三重県四日市市)と北上工場(岩手県北上市)において、一部の製造工程を停止していると発表した。停止しているのは、3次元NAND型フラッシュメモリ「BiCS FLASH」の一部の工程で、不純物を含む部材の混入によるものと想定している。
工程や不純物の内容の詳細は「非公開」(キオクシア広報)。BiCS FLASHの出荷状況について、キオクシアの広報は「在庫および、同工程を通過した仕掛かり品はあるので、現時点では問題なく出荷できている」とするも、将来的には出荷に影響が出てくる見通しだ。現在は復旧を進めている段階で、「影響を受ける出荷量、出荷時期ともに現在、鋭意精査中」(広報)とする。
Western Digital(WD)は、今回の製造停止の影響について、「記憶容量ベースで少なくとも6.5エクサバイト減少する」との見解を発表した(Western Digitalプレスリリース)。キオクシアの広報担当は「当社とWDと、それぞれ個別に影響を調査しており、現時点ではキオクシアから、記憶容量ベースでの影響量についてはコメントできない」と説明した。
なお、2次元NANDフラッシュの出荷については、影響はないとしている。
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キオクシア、製造棟新設に向け北上工場の敷地拡張へCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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