今回は、Micron Technologyの2022会計年度第1四半期(2021年9月〜11月期)の業績を紹介する。
半導体メモリの大手メーカーであるMicron Technologyは、昨年(2021年)12月20日に四半期業績(2021年11月期)を発表した。
Micron Technology(以降はMicronと表記)の会計年度は9月を期初、8月を期末とする。同社が12月20日に発表したのは「2022会計年度第1四半期(2021年9月〜11月期)」の業績概要となる。
2022会計年度第1四半期(2021年9月〜11月期)の売上高は前年同期比33.2%増、前期(前四半期)比7.1%減の76億8700万米ドルである。前期比ではマイナスとなったものの、依然として高い水準を維持した。
2022会計年度第1四半期(2021年9月〜11月期)の営業利益(GAAPベース)は前年同期の3.0倍、前期(前四半期)比11.0%減の26億3100万米ドルである。売上高営業利益率は前期に比べると1.5ポイント低下したものの、34.2%とかなり高い。なおNon-GAAPベースの営業利益は27億2500万米ドル、売上高営業利益率は35.4%である。
Micronの主力製品はDRAMとNANDフラッシュメモリである。2022会計年度第1四半期(2021年9月〜11月期)の売上高に占めるDRAMの割合は73%、NANDフラッシュメモリの割合は24%であり、合計すると97%に達する。
DRAMの売上高は55億8700万米ドルである。前年同期と比べて38%増加し、前四半期と比べて8%減少した。ビット換算の販売数量は前四半期と比べて1桁%台半ばの減少、平均販売価格は前四半期と比べて1桁%台前半の低下である。
NANDフラッシュメモリの売上高は18億7800万米ドルである。前年同期と比べて19%増加し、前四半期と比べて5%減少した。ビット換算の販売数量は前四半期とほぼ同じ水準、平均販売価格は前四半期と比べて1桁%台半ばの低下となった。
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