東芝デバイス&ストレージは、ホールセンサーレス制御で正弦波駆動方式の3相ブラシレスDCモーター用プリドライバーIC「TC78B011FTG」を開発、量産出荷を始めた。サーバファンやコードレス掃除機に採用される吸引モーターなどの低振動/低騒音化を可能にする。
東芝デバイス&ストレージは2022年2月、ホールセンサーレス制御で正弦波駆動方式の3相ブラシレスDCモーター用プリドライバーIC「TC78B011FTG」を開発、量産出荷を始めた。サーバファンやコードレス掃除機に採用される吸引モーターなどの低振動/低騒音化を可能にする。
TC78B011FTGは、高速回転を行うモーターの振動や騒音を低減することができる駆動方式を採用した。さらに、クローズドループ速度制御機能を内蔵しており、内蔵した不揮発性メモリによって、細かな速度プロファイルを設定できる。このため、外部のマイコンを用いることなく、電源電圧や負荷が変動した時に生じる回転数の変動を抑えることができるという。
この他、スタンバイモード機能やFETゲート駆動電流設定機能などを備え、正転/逆転の切り替えも可能である。電源電圧範囲は5.5〜27V、出力電流は0.24A、出力電圧は30V、動作温度範囲は−40〜105℃、パッケージは外形寸法が5×5×0.8mmの「P-WQFN36-0505-0.50-001」で供給する。
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