太陽誘電は、車載用受動部品に対する認定用信頼性試験規格「AEC-Q200」に準拠した積層メタル系パワーインダクター「MCOIL LCCNシリーズ」の新製品として、2種類の形状で合計7製品を追加した。新製品は小型で優れた直流重畳特性と低直流抵抗を両立させた。
太陽誘電は2022年7月、車載用受動部品に対する認定用信頼性試験規格「AEC-Q200」に準拠した積層メタル系パワーインダクター「MCOIL LCCNシリーズ」の新製品として、2種類の形状で合計7製品を追加した。新製品は小型で優れた直流重畳特性と低直流抵抗を両立させた。
新製品は、自動車のボディー系や情報系の電源回路に向けた、チョークコイル用途のパワーインダクターである。外形寸法は1.6×0.8mmタイプが3製品、2.0×1.25mmタイプが4製品。高さはいずれも最大1.0mmになっている。使用温度範囲は−55〜150℃に拡大した。
特に、1.6×0.8mmタイプの「LCCNF1608KKTR24MAD」は、従来品と同等サイズでありながら、直流重畳許容電流は最大3.2A、直流抵抗は最大35mΩと、業界トップクラスの特性を実現したという。
新製品は、同社子会社の和歌山太陽誘電で2022年6月より量産を始めた。サンプル価格は50円。
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