太陽誘電、太陽誘電(常州)電子に新工場を建設:積層セラミックコンデンサーを生産
太陽誘電は、子会社の太陽誘電(常州)電子(中国江蘇省常州市)に新工場を建設し、2023年より積層セラミックコンデンサーの生産を始める。投資額(建屋のみ)は約170億円の予定。
太陽誘電は2021年11月、子会社の太陽誘電(常州)電子(中国江蘇省常州市)に新工場を建設し、2023年より積層セラミックコンデンサーの生産を始めると発表した。投資額(建屋のみ)は約170億円を予定している。
太陽誘電は、「中期経営計画2025」における成長戦略の一環として、生産体制の強化を図っている。2019年に設立した太陽誘電(常州)電子は、積層セラミックコンデンサーの生産能力を中期的に増強する狙いで、新工場の建設準備を進めてきた。自動車や通信インフラ装置、5G(第5世代移動通信)スマートフォン向け積層セラミックコンデンサーの生産能力を高めていく。
太陽誘電(常州)電子の新工場完成予想図 出所:太陽誘電
新工場は、2021年12月に着工し、2023年6月に完工の予定。延べ床面積は約8万m2、建築面積は約2万8500m2である。「各種設備の効率化による省エネ」や「建屋屋上への太陽光発電導入による創エネ」などを実現することで、温室効果ガスを削減。環境にも配慮した先端工場を目指す。
- 太陽誘電、マレーシアの生産子会社に新工場棟建設
太陽誘電は、積層セラミックコンデンサーの需要増に対応するため、マレーシアの生産子会社「TAIYO YUDEN(SARAWAK)」に新工場棟を建設する。竣工は2023年3月で、投資額(建屋のみ)は約180億円を予定する。
- 太陽誘電、チタン酸バリウムの製造棟を建設
太陽誘電は、八幡原工場(群馬県高崎市)に新材料棟を建設する。積層セラミックコンデンサーの需要増加に対応し、その原材料となるチタン酸バリウムを製造する。
- 三菱ケミカル、ドイツでクリーンルーム棟を新設
三菱ケミカルは、ドイツにあるグループ会社「Cleanpart ドレスデン」の敷地内にクリーンルーム棟を新設し、半導体の洗浄能力を増強する。投資額は約1000万ユーロで、2022年末に稼働予定。
- 村田製作所、9月1日から武生事業所の操業再開
村田製作所は2021年8月31日、従業員らの新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の集団感染を受けて操業停止していた福井県村田製作所の主力拠点、武生事業所(福井県越前市)について、9月1日から操業を再開すると発表した。同事業所は同社主力の積層セラミックコンデンサー(MLCC)生産拠点の1つだが、操業停止の影響については、「在庫の出荷などで影響は最小限にとどめた」としている。
- ミネベアミツミ、群馬と岐阜に半導体設計開発拠点を新設
ミネベアミツミは2021年7月5日、新たな半導体設計開発拠点を群馬県太田市と岐阜市の2カ所に設置すると発表した。両拠点ともに2021年8月1日から業務を開始する。
- 三井金属、キャリア付極薄銅箔の生産能力を増強
三井金属鉱業は2021年6月、パッケージ基板用キャリア付極薄銅箔(はく)「MicroThin」の生産能力を増強したと発表した。上尾事業所(埼玉県上尾市)の生産能力を50万平方メートル増強し、月産200万平方メートル体制に引き上げた。
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