自宅から締め出されたことを経験し、ここ数年、自宅のIoT化を進めてきました。独学で自作したICカードで、今回自宅の鍵の開け閉めに挑戦してみました。
この記事は、2022年8月22日発行の「電子機器設計/組み込み開発 メールマガジン」に掲載されたEE Times Japan/EDN Japanの編集担当者による編集後記の転載です。
※この記事は、「電子機器設計/組み込み開発 メールマガジン」をお申し込みになると無料で閲覧できます。
日々、最先端のテクノロジーを伝えるということをなりわいにしているのに、プライベートはテクノロジーとはほど遠いというのは、いかがなものかと思い、ここ数年、意識的に自宅のIoT化、スマート化を少しずつ進めてきました。
各部屋にAIスピーカーを配置し、音声やスマホで照明/家電を制御できるようにし、ここ最近は、玄関周りのスマート化に着手。AIスピーカーと連動するカメラ付きドアベルを導入し、スマホで施錠/解錠できるスマートロックも取り付けました。
上記のコラムのように、締め出されてしまうということもありましたが、それも1度だけで、物理的な鍵を持たずに生活することは大変便利で満足だったのですが、そのうち「スマホの操作も面倒だな」と思うように……。そして、駅の改札やオフィスのドアのようにカードをかざすだけで操作したい! という欲求に襲われ、そのようなことができないかとネットを検索。ICカード対応のスマートロックが売られていますが、予算オーバーで断念。けれど、自作でスマートロックをFeliCa対応にしているという情報をいくつか発見。これまで、市販品でIoT化を進めてきたわけですが、「そろそろ、私も自作してみるか」と半年ほど前に一念発起。既に自作された方が公開しているプログラムを理解するために、Pythonの入門書を手に入れて独学をスタートしました。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.