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Micron、アイダホ州に最先端メモリ工場新設へ今後10年で150億米ドル投資

Micron Technology(以下、Micron)は2022年9月1日(米国時間)、米国アイダホ州ボイシに最先端メモリの新工場を建設するため、今後10年間で150億米ドルを投資すると発表した。同社は、「米国で20年ぶりのメモリ製造工場新設であり、AI(人工知能)や5G(第5世代移動通信)の導入が加速する自動車やデータセンターなどの市場セグメントに必要な最先端メモリの国内供給を確保する」としている。

» 2022年09月02日 09時30分 公開
[永山準EE Times Japan]

 Micron Technology(以下、Micron)は2022年9月1日(米国時間)、米国アイダホ州ボイシに最先端メモリの新工場を建設するため、今後10年間で150億米ドルを投資すると発表した。同社は、「米国で20年ぶりのメモリ製造工場新設であり、AI(人工知能)や5G(第5世代移動通信)の導入が加速する自動車やデータセンターなどの市場セグメントに必要な最先端メモリの国内供給を確保する」としている。

出所:Micron Technology

 Micronは2022年8月9日(米国時間)米国の「CHIPS法(正式名称:CHIPS and Science Act)」可決に伴い、400億米ドルを投じて米国での生産活動を拡張する計画を発表。その詳細は「今後数週間のうちに明らかにする」としており、今回の発表が同計画最初のプロジェクトとなる。

 同社は、「(新工場建設は)アイダホ州で行われる民間投資としては過去最大だ。新工場とMicronの研究開発センターを併設することで、業務効率を高めつつ技術展開を加速させ、市場投入までの時間を改善する」としている。

 同社の社長兼CEO(最高経営責任者)、Sanjay Mehrotra氏は、「われわれの新しい最先端メモリ製造工場は、米国の技術リーダーシップを促進し、経済と国家安全保障に不可欠な半導体の確実な国内供給を保証するものだ」と述べている。

 新工場では、CHIPS法による補助金や控除などにより今後10年後までに、2000人の直接雇用を含め、1万7000人以上の雇用を新たに創出する予定だという。

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