「ホコリまみれな」フロッピーやFAXが現役なのは日本だけ?
この記事は、2022年9月5日発行の「電子機器設計/組み込み開発 メールマガジン」に掲載されたEE Times Japan/EDN Japanの編集担当者による編集後記の転載です。
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デジタル庁が2022年8月30日、行政手続き時にフロッピーディスク(FD)などの記録媒体を指定する法令について、撤廃する方針を示したニュースは、海外でも話題となっています。筆者の住むドイツでも、「日本は日常生活が高度にデジタル化されている一方、役所はまだまだホコリまみれだ」などと取り上げられていました。
30代前半の筆者自身、幼いころ父の書斎に忍び込んだ際にPCのそばに置いてあったのを目にしていた程度で、FDをまともに利用した記憶はありません。正直、Office系ソフトの保存アイコン位でしか目にすることのない過去の遺物だと思っていましたので、少し前には「4630万円誤送金事件」でも話題にはなりましたが、未だにFDが至る所で利用されているというのはなかなか衝撃的でした。ただ、調べてみると海外でも数年前まで、非常に重要なシステムで利用されていた例がありました。
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