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» 2022年11月18日 15時00分 公開

ヘルニア歴8年の記者が「近距離モビリティ」を体験してみた”歩ける人”の移動手段にも(1/2 ページ)

WHILLは2022年11月9日、近距離モビリティ「WHILL」をはじめとした小型パーソナルモビリティ業界のメディア向け説明会を実施した。WHILLは道路交通法上「電動車椅子」の規格に分類され歩道走行が可能だ。運転免許も不要なため、普通自動車運転免許を返納した方や歩きづらさを感じている方の近距離移動用モビリティとして提供を進めている。今後は商業施設などでの貸し出しを通じて認知を拡大し、ゆくゆくは所有者増につなげていく狙いだ。

[半田翔希EE Times Japan]

 WHILLは2022年11月9日、近距離モビリティ「WHILL」をはじめとした小型パーソナルモビリティ業界のメディア向け説明会を実施した。WHILLは道路交通法上「電動車椅子」の規格に分類され歩道走行が可能だ。運転免許も不要なため、普通自動車運転免許を返納した方や歩きづらさを感じている方の近距離移動用モビリティとして提供を進めている。今後は商業施設などでの貸し出しを通じて認知を拡大し、ゆくゆくは所有者増につなげていく狙いだ。

”歩ける人”の移動手段にも

 WHILL 日本事業本部 執行役員本部長の池田朋宏氏は、電動車椅子の市場ついて「政府統計によると、日本の65歳以上の高齢者のうち約1200万人は500mを休憩なしで歩くことができない。(このような)歩行困難な方がいるにもかかわらず、電動車椅子/シニアカーの流通台数は約2万5000台にとどまっており、マーケットが非常に小さいままだ」と述べた。また、電動車椅子の利用者が増えない要因について同氏は「日本では電動車椅子イコール歩けない人が使うものというイメージを持たれている」としたうえで、WHILLのターゲットについて「電動車椅子というイメージではなく新しいモビリティ(自動車)として訴求し、歩行困難者から若年層まで老若男女問わず幅広い方へアプローチしたい」と説明した。

左=WHILL 日本事業本部 執行役員本部長の池田朋宏氏/右=WHILLの「Model C2」[クリックで拡大]

 同社は、カーディーラーと協業した免許返納後の新しい自動車としての販売や、志摩スペイン村(三重県志摩市)にシェアリングサービスとして設置するなど、実際に利用して身近に感じてもらうための取り組みも行っている。

ヘルニア歴8年の筆者も試乗してみた

 WHILLには「Model S」「Model F」「Model C2」の3種類があり、説明会後には試乗会も実施された。17歳から腰椎椎間板ヘルニアを患い、20歳で全治10カ月の半月板損傷も経験した筆者も参加したので、足腰に不安を抱える一人として乗り心地について筆者の個人的な感想を紹介する。気になる方は同社Webサイトで試乗予約ができるので、ぜひご自身で体験してもらいたい。

筆者が「Model C2」に試乗している様子

 Model Fは他の2種類に比べて軽量(約27kg)かつコンパクトな設計のため、折りたたんで車の後部座席やトランクに収容できる。5時間充電した場合の走行距離はで最大20km、段差乗り越えは3.5cmとなっている。最小回転半径は78cmで小回りがきき、体感としてはその場で回転しているような感覚だった。移動や速度調整は右手前方のレバーで行える。

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