今回から「2022年度版 実装技術ロードマップ」の概要を連載シリーズでご報告する。
エレクトロニクス企業とIT企業の業界団体である電子情報技術産業協会(JEITA:Japan Electronics and Information Technology Industries Association)は、1999年度から隔年でエレクトロニクスと実装技術の将来を展望するロードマップを策定してきた。前回のバージョンは2019年6月に発行した2019年度版(第11版)である。本コラムではロードマップの策定を担当したJEITA Jisso技術ロードマップ専門委員会の協力を得て、第190回から87回をかけて2019年度版実装技術の内容をご紹介してきた。
本来であれば、次の更新は2021年度となるはずだった。ところがCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)が世界的に流行したことから、更新版の策定作業が影響を受けると専門委員会は考え、更新版の発行を延期した。そして2022年7月に、2022年度版(第12版)を発行した。
幸いにして2022年度版の内容紹介についても、筆者はJisso技術ロードマップ専門委員会の協力を得ることができた。この場を借りて感謝したい。そこで今回から「2022年度版 実装技術ロードマップ」の概要を連載シリーズでご報告する。
なおロードマップ(書籍)はJEITAのウェブサイトで購入できる。また購入者特典として、2022年12月31日までは委員会の主要メンバーによる解説動画を視聴できる。視聴期限まで残り1カ月を切っているので、早めの購入をおすすめしたい。
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