TDKは2023年10月17〜20日に開催される「CEATEC 2023」(幕張メッセ)に出展し、Beyond 5GやIoTなど、同社が中長期的に取り組む7つの重点注力分野「Seven Seas」の各領域の製品とソリューションを紹介する。
TDKは2023年10月17〜20日に開催される「CEATEC 2023」(幕張メッセ)に出展し、Beyond 5GやIoT(モノのインターネット)など、同社が中長期的に取り組む7つの重点注力分野「Seven Seas」の各領域の製品とソリューションを紹介する。
TDKは「テクノロジーで全ての人を幸福に」というサステナビリティビジョンを掲げ、「地球環境の再生/保護に努め、独自のコアテクノロジーとソリューションを提供することで、全ての人々にとって持続可能で幸福な社会を目指す」としている。
こうしたビジョンに基づき、CEATECでは同社がSeven Seasとして中期戦略に掲げるBeyond 5G、IoT、ロボティクス、AR(拡張現実)/VR(仮想現実)、メディカル/ヘルスケア、モビリティ ADAS(先進運動支援システム)/EV(電気自動車)、再生可能エネルギーの7分野において、各領域の製品とソリューションを紹介する。
ブースでは、パーソナルモビリティや圧電スイッチ、フルカラーレーザーモジュールなどのデモ展示を予定している。
パーソナルモビリティは、架空の未来移動体に調光可能なフィルムや触覚スイッチ、超薄型スピーカーなどを搭載したものだ。TDKは「“未来空間”でTDKのさまざまなソリューションを体験できる」としている。
圧電技術を応用したスイッチ「PiezoTap」も紹介する。一般的にスマートフォンなどで使われている静電容量方式のタッチスイッチはデザイン性に優れ、使い勝手がよい反面、水や汗に弱く、手袋では操作できないなどの課題がある。PiezoTapはこうした課題を解決するものだという。衝撃や凹凸を検知できるので、センサーとしても利用可能だ。
フルカラーレーザーモジュールは、平面光波回路方式を用いた新方式を新たに開発したことで、サイズを従来品に比べて約10分の1にまで小型化できるという。このフルカラーレーザーモジュールと網膜直接投影方式の実装によって、スマートグラスの小型化が可能になる。
TDKの環境への取り組みも紹介する。TDKは、2050年までに国内外の製造拠点における使用電力の100%を再生可能エネルギーに転換することを目指していて、2023年7月には日本の全製造拠点において利用する電力を100%再生可能エネルギー由来に切り替えた。
開催初日の2023年10月17日には10時30分から、TDK会長の石黒成直氏がパネルディスカッション「サステナブルな社会の実現に向けて 〜多様なフロントランナーが想いを語る〜」(幕張メッセ コンベンションホールAB)に登壇する。
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