ミネベアミツミの2024年3月期通期決算は、売上高が前年比8.5%増の1兆4021億円で過去最高を更新した。営業利益は同24.6%減の735億円、純利益は同18.0%減の755億円で増収減益となった。
ミネベアミツミは2024年5月10日、2024年3月期(2023年度)通期(2023年4月〜2024年3月)決算を発表した。
2023年度通期の売上高は、前年比8.5%増の1兆4021億円で過去最高を更新した。一方で、営業利益は同24.6%減の735億円、純利益が同18.0%減の755億円だった。なお、2023年度通期業績には、2022年9月に取得した本多通信工業および2023年1月に取得したミネベア アクセスソリューションズ(旧ホンダロック)、ミネベアコネクトの損益を含んでいる。
2023年度第4四半期の業績では、売上高が前年同期比2.7%増の3488億円、営業利益が同35.3%減の203億円、純利益同39.2%減の183億円だった。
ミネベアミツミ社長の吉田勝彦氏は、2023年度第4四半期における2024年2月時点での業績予想(売上高)との差異について、「PT(プレシジョンテクノロジーズセグメント)は自動車向けおよび航空機向けが堅調に推移した。また、SE(セミコンダクタ&エレクトロニクスセグメント)は、光デバイスにおいて、当初想定していた落ち込み幅よりは上回った。一方で、MLS(モーター・ライティング&センシングセグメント)はモーターは堅調も、電子部品が想定を下回った。AS(アクセスソリューションズセグメント)は中国/日本市場の自動車生産数の停滞に伴い想定より下振れた」と説明した。
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