富士フイルムが韓国平澤市に建設していたイメージセンサー用カラーフィルター材料の新工場が竣工した。2024年12月末より「COLOR MOSAIC(カラーモザイク)」の生産を始める予定。
富士フイルムは2024年6月、韓国平澤市に建設していたイメージセンサー用カラーフィルター材料の新工場が竣工したと発表した。2024年12月末から「COLOR MOSAIC(カラーモザイク)」の生産を始める予定。
富士フイルムは現在、イメージセンサー用カラーフィルター材料を静岡と台湾・新竹の工場で生産している。半導体生産拠点である熊本の工場にも、カラーフィルター材料の生産設備を導入し、2025年春から稼働の予定である。車載用途やセキュリティ用途でイメージセンサーの需要が拡大する中、生産拠点を拡充することで供給責任を果たしていく。
韓国の新工場に関しては、同社の韓国法人である「FUJIFILM Electronic Materials Korea(フジフイルム エレクトロニック マテリアルズ コリア)」が、2022年12月より建設を進めてきた。今後、最先端の製造設備や品質評価機器を導入していく。新工場では、「COLOR MOSAIC」以外の先端半導体材料についても生産を検討していくという。
富士フイルムは、イメージセンサー用カラーフィルター材料として、可視光領域向けの「COLOR MOSAIC」に加え、広範囲な波長領域に向けた製品「Wave Control Mosaic(ウエイブ コントロール モザイク)」などの開発にも取り組んでいる。
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