ジャパンディスプレイ(JDI)は、VR-HMD(仮想現実ヘッドマウントディスプレイ)やMR-HMD(複合現実ヘッドマウントディスプレイ)に向けて、2527ppiの精細度を実現した2.15型ディスプレイを開発した。
ジャパンディスプレイ(JDI)は2024年6月、VR-HMD(仮想現実ヘッドマウントディスプレイ)やMR-HMD(複合現実ヘッドマウントディスプレイ)に向けて、2527ppiの精細度を実現した2.15型ディスプレイを開発したと発表した。
この製品は中国・上海で7月3日から開催されている最先端ディスプレイ関連イベント「Display Innovation China EXPO 2024」(DIC EXPO 2024)に展示していて、「DIC AWARD 2024国際ディスプレイ技術イノベーション大賞」を受賞した。
VR-HMDでは、鮮明でリアルな映像表示はもとより、視点を動かさずに見える範囲が広く、ひずみのない表示が求められる。新製品は、LTPO(Low-Temperature Polycrystalline Oxide)とCOA(Color Filter on Array)技術を組み合わせて開発した。これにより、2型サイズでありながら、片目解像度で3840×3840画素を実現している。VR-HMDで課題となっていた、「レンズ越しに画素のパターンが見えてしまう」という現象も抑制できるという。
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