半導体製造用ワイヤボンディング検査装置を発表 : 生産性向上や歩留まり改善が可能に
キーサイト・テクノロジーは、半導体製造向けワイヤボンディング検査ソリューション「Electrical Structural Tester(EST)」を発表した。半導体製造工程でワイヤボンディングの不良を迅速に特定することで、生産性の向上や歩留まりの改善が可能となる。
キーサイト・テクノロジーは2024年9月、半導体製造向けワイヤボンディング検査ソリューション「Electrical Structural Tester(EST)」を発表した。半導体製造工程でワイヤボンディングの不良を迅速に特定することで、生産性の向上や歩留まりの改善が可能となる。
ESTは、最新のnVTEP(nano Vectorless Test Enhanced Performance)技術を用い、ワイヤボンディングとセンサープレートの間に容量構造を作る。これにより、ワイヤサグ(たわみ)やニアショート(ワイヤ近接)、ストレイワイヤ(迷線)といったわずかな不良を識別し、ワイヤボンディングの良否を判断する。
具体的には、静電容量結合パターンの変化を解析することで、ワイヤボンディングの不良を幅広く特定できる。生産性にも優れている。同時に最大20個のICを測定でき、1時間当たりの処理能力は最大7万2000個である。さらに、限界再試行テスト(MaRT)や動的部品平均化テスト(DPAT)、リアルタイム部品平均化テスト(RPAT)といった測定手法を用いて不良を適切に検出し、歩留まりを向上させるという。
ESTの外観[クリックで拡大] 出所:キーサイト
キーサイト新社長は開発部門生え抜きの寺澤氏 「日本の顧客支えたい」
キーサイト・テクノロジーの新社長に開発部門出身の寺澤紳司氏が就任した。開発部門出身者が同社の社長に就くのは初めて。就任記者会見ではAI(人工知能)戦略や半導体向けソリューションの展望を語った。
埋もれていた微小信号が見える 14ビットADC搭載汎用オシロ
キーサイト・テクノロジーが、帯域幅200M〜1GHzの汎用オシロスコープの新製品「InfiniiVision HD3シリーズ」を発表した。14ビットA-Dコンバーター(ADC)を搭載し、低いノイズフロアを実現したことで、これまで見えなかった微小信号を特定できるようになる。
Wi-Fi 7の機能を網羅的に備えたネットワークエミュレーター
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「5Gではビジョンだったもの」が現実に キーサイトが6Gの可能性を強調
キーサイト・テクノロジーは2024年2月、都内で記者説明会を開催。Keysight Technologies(以下、Keysight)で6G Program Managerを務めるRoger Nichols氏が、6G(第6世代移動通信)の標準化の最新情報や、6G実現で鍵となる技術などについて語った。
V字モデルの「評価フェーズ」で車両サイバーセキュリティテストが可能に
キーサイト・テクノロジーは2024年1月に開催された「第16回 オートモーティブ ワールド」で、車両サイバーセキュリティの脆弱性を早期に特定するテストソリューション「Automotive Cybersecurity Test Platform」のデモを行った。車両サイバーセキュリティの国際基準である「UN-R155」のレポートを作成できるテスト管理ソフトウェアと連携することで、自動車のサイバーセキュリティテストを包括的にサポートする。
IoT機器の脆弱性を3ステップで可視化、キーサイトの検査ツール
キーサイト・テクノロジーは「EdgeTech+ 2023」で、IoT(モノのインターネット)機器におけるセキュリティの脆弱性を容易に可視化できるテストツール「IoT Security Assessment」を展示した。既知と未知、両方の脆弱性を確認できるという。
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