14Wの半導体レーザーで害虫を自動駆除、シャープ : CEATEC 2024 (2/2 ページ)
「ePoster」は、消費電力0Wで表示を保持できる電子ペーパーディスプレイ技術だ。今回展示したのは、E inkの電子ペーパー技術を利用したA0サイズ(841×1189mm)の大型電子ペーパーに、シャープの太陽光発電システムや無線通信システム、LED電灯などを組み合わせ、屋外設置に対応したもの。防水/防じん機能も備えている。表示の書き換えはLPWA(Low Power Wide Area)無線通信で行える。表示書き換え時のみ電力を消費するが、太陽光発電システムを利用するため配線は不要だ。
シャープの電子ペーパーディスプレイ「ePoster」[クリックで拡大]
LPWA(Low Power Wide Area)無線通信で表示を書き換え可能[クリックで拡大]
利用シーンとしては屋外掲示板やバス停の大判ポスターなどを想定する。書き換えの手軽さや設置場所を選ばないことから、災害時の情報発信への利用も見込める。
同展示は「CEATEC AWARD 2024」経済産業大臣賞を受賞した。選評によると、複数の自社技術を応用したユニークさや用途の幅広さが評価されたという。
手のひら大の「クリーンルーム」 ミニマルファブのリソグラフィ実演
ミニマルファブ推進機構は「CEATEC 2024」で、ミニマルファブ向け超小型半導体製造装置によるリソグラフィ工程の実演デモを行った。ミニマルファブ向け製造装置は、クリーンルームではない環境で、家庭用電源で利用できるなどの利点がある。
8K8Kの正方形CISやAIを使うにおい判定センサーを展示
シャープは2024年9月17〜18日、シャープの技術展示イベント「SHARP Tech-Day’24 “Innovation Showcase”」を開催し、8K8K CMOSイメージセンサーなど、現在開発を進める最新センサー技術を複数展示した。
EV市場参入のシャープ、コンセプトモデルを初展示
シャープは2024年9月17〜18日、シャープの技術展示イベント「SHARP Tech-Day’24 “Innovation Showcase”」でEV(電気自動車)のコンセプトモデル「LDK+」を展示した。車内を「リビングルームの拡張空間」として捉え、大型モニターや収納可能な机を備える。
シャープ、衛星通信アンテナ開発で古野電気と協業
シャープは、船舶向けLEO(低軌道)/MEO(中軌道)衛星通信アンテナの開発で、古野電気と協業する。古野電気の実験艇に同アンテナを搭載し、9月中旬より実証実験を行う予定。
アオイ電子、シャープ三重工場で先端パネルパッケージ生産へ 26年稼働
アオイ電子とシャープは2024年7月9日、シャープ三重事業所に半導体先端パネルパッケージの生産ラインを構築すると発表した。アオイ電子の「FOLP(Fan-out Laminate Package)」を生産する予定で、2026年中の本格稼働を目指す。本格稼働時の生産能力は月産2万枚を予定している。
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