VLMもエッジで実現! FP4対応、低消費電力のエッジAIカメラSoC:EdgeTech+ 2025(2/2 ページ)
用途としてはドローンやファクトリーオートメーション(FA)機器、自動車、セキュリティカメラなどを想定する。
ブースでは、VLMで画像をテキスト化するデモを紹介した。男性が喫煙している写真をカメラにかざすと「a man smoking a cigarette(煙草を吸っている男性)」、クマの写真をかざすと「a bear(クマ)」とテキストが表示された。

VLMによるデモの様子。画面左下にテキストが表示されている[クリックで拡大]
「禁煙エリアでの喫煙や公共の場での不審行動などを自動検出したり、害獣が発生した際にリアルタイムで警報を鳴らしたりできる。画像そのものではなくテキストを伝送するので負荷も小さい」(梅田氏)
DMPは、Di1単体のほか、評価ボードも提供している。
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