ルネサス エレクトロニクスは、500Wまでの電力供給が可能な窒化ガリウム(GaN)ベースの半波整流LLC(HWLLC)ソリューションを開発した。電動工具やe-Bike、モバイル機器向けの高速充電器、電子機器のAC-DC電源といった用途に向ける。
ルネサス エレクトロニクス(以下、ルネサス)は2026年3月、500Wまでの電力供給が可能なGaNベースの半波整流LLC(HWLLC)ソリューションを開発したと発表した。電動工具やe-Bike、モバイル機器向けの高速充電器、電子機器のAC-DC電源といった用途に向ける。
ルネサスは、HWLLCソリューションを実現するため、新たに4種類のICを開発した。中核となるのはHWLLCとインタリーブPFCを統合したコンボコントローラーIC「RRW11011」で、高い電力密度と効率を両立させた。位相シフト制御を備えたPFC機能によりリップル電流を打ち消し、部品のサイズとコストを削減できるという。
また、ハーフブリッジGaNゲートドライバーIC「RRW40120」と同期整流コントローラーIC「RRW43110」を開発。これらは、HWLLCとPFCをベースとする電源設計に用いることができ、組み合わせて活用すれば500Wまでの電力供給が可能となる。
ルネサスは、最大240WのUSB給電を可能にするUSB Power Delivery(PD)Extended Power Range(EPR)規格に対応するレファレンスデザインも用意した。新たに開発したUSB PDコントローラーIC「RRW30120」と組み合わせることで、USB PD EPRや他の充電システムが要求する出力電圧範囲(5〜48V)を実現する。しかも、3W/cm3という電力密度と、96.5%というピーク効率を達成している。
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