メディア

日本メーカー製、でも中身は……カメラなど最新6製品を分解この10年で起こったこと、次の10年で起こること(103)(2/4 ページ)

» 2026年05月29日 11時00分 公開

リコーコンデジ「GR IV」の“新エンジン”は?

 図3は2025年9月に発売されたリコーのコンパクトデジタルカメラ「GR IV」の様子である。基本構成はハイエンド機と同じだが、プロセッサ上に搭載したメモリは低速、小容量のものとなっている。ソニーのα7Vは全面端子のDRAMだったが、GR IVでは一般的な周辺端子のPoPメモリが積層されている。

図3:2025年9月発売のリコー「GR IV」 図3:2025年9月発売のリコー「GR IV」[クリックで拡大]出所:テカナリエレポート

 図4はGR IVに搭載されるカメラプロセッサ「GR ENGINE 7」の様子である。リコーは「GR IVに新エンジンを搭載した」とアナウンスしているが、開封したシリコンは前モデルと同じものであった(ただし一部変更して新エンジンと定義した可能もあるので、新エンジンのアナウンスを否定するものではない)

図4:GR IV搭載カメラプロセッサ「GR ENGINE 7」 図4:GR IV搭載カメラプロセッサ「GR ENGINE 7」[クリックで拡大]出所:テカナリエレポート

 SoCシリコンには配線、素子などで数100億個の部品が搭載されており、一部変更の前シリコンと新シリコンの差を見分けることは100%不可能だ。シリコン上に配線層で記載された年号情報は2016年。おそらくベースとなったシリコンに対して部分修正を行い、新プロセッサとして使っているのだろう。

 図5は2026年1月に発売された富士フイルムの動画撮影できるチェキ「instax mini Evo Cinema」の様子である。内部は台湾製チップが多く搭載されている。プロセッサはドライブレコーダーなどで実績の多い台湾Novatek Microelectronics製品が搭載されている。日本製品だが中身は台湾製という構成だ。

図5:2026年1月発売の富士フイルム「instax mini Evo Cinema」 図5:2026年1月発売の富士フイルム「instax mini Evo Cinema」[クリックで拡大]出所:テカナリエレポート

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

特別協賛PR
スポンサーからのお知らせPR
Pickup ContentsPR
Special SitePR
あなたにおすすめの記事PR

RSSフィード

公式SNS

All material on this site Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
This site contains articles under license from AspenCore LLC.