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熊本を「未来の産業を生み出す拠点」へ サイエンスパーク開発進むフィジカルAI開発支援も(2/2 ページ)

» 2026年07月30日 14時30分 公開
[杉山康介EE Times Japan]
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日台連携で熊本県を「未来の産業を生み出す拠点」へ

 KSCMは2026年7月27日、台湾2機関と国内5機関と連携協定を締結した。半導体産業が活発な台湾と熊本県、九州を結び付けることで日台連携を強化し、国際競争力のある半導体産業基盤の構築を目指すとする。

日台連携を強化 日台連携を強化[クリックで拡大]出所:三井不動産

 台湾からはTSMCやUMCの輩出にも貢献したという「工業技術研究院(ITRI)」、TSMCをはじめとする半導体企業や研究機関が集まる「新竹サイエンスパーク」管理局の2機関と連携する。

 国内からは、九州の総合経済団体である「九州経済連合会」や地域経済産業の調査などを行う「九州経済調査協会」、九州の半導体産業の活性化を目指す「九州半導体・デジタルイノベーション協議会」、熊本県を中心とした半導体関連産業の発展を推進する「くまもと半導体グリーンイノベーション協議会」、三井不動産が半導体関連企業/アカデミアなどの有志と設立した「RISE-A」の5機関と連携する。

 KSCM設立に際し、熊本県知事の木村敬氏は「KSCMを通じて半導体エコシステムの構築に向けた連携を図ることで、熊本県が半導体を『つくる拠点』にとどまらず、世界中の頭脳が集まる『未来の産業を生み出す拠点』へと発展することを目指す」と述べる。

 三井不動産の代表取締役社長を務める植田俊氏は「くまもとサイエンスパーク運営で企業やアカデミアの活動をサポートするとともに、PASTECを通じてフィジカルAIへの対応に注力する。九州を含む国内、台湾との連携も推進し、熊本県/九州から世界へ開かれた半導体エコシステムの形成と、産業を起点とする地方創生に貢献したい」とした。

令和8年熊本地震で合志市は震度6強を観測

 なお、2026年7月28日夕方に発生した、熊本県を震源とする最大震度7の地震(令和8年熊本地震)において、合志市では震度6強を観測した。同市に位置する三菱電機のパワーデバイス製造所をはじめ、近隣地域の半導体工場は随時対応を進めている。三井不動産は災害義援金として5000万円を日本赤十字に寄付することを決定したほか、グループが運営する商業施設、ホテルでの募金活動を検討している。

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