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» 2013年07月23日 11時15分 公開

モバイル向け無線給電、「マルチ規格対応」「超薄コイル」「給電+データ通信」を提案TECHNO-FRONTIER 2013 ワイヤレス給電技術(2/3 ページ)

[EE Times Japan]

ワイヤレス給電の普及に向けて「無料充電サービス」を提供

 日本テキサス・インスツルメンツ(以下、TI)は、WPC1.1 Qi標準規格に準拠した無線給電レシーバIC/トランスミッタICのデモ展示を行うとともに、Qi対応充電パッドを使った携帯電話機/スマートフォンの無料充電サービスを実施した。「まずは、ワイヤレス給電の認知向上が重要。競合などとも連携し、普及に向けた啓もう活動を重視している」(説明員)という。TIでは、WPC以外にもAlliance for Wireless Power(A4WP)やPower Matters Alliance(PMA)といった無線給電関連規格団体にも参画し、今後対応製品をラインアップする方針。「WPCについても、現在策定が進められている出力電力15Wの仕様に対応する製品開発も進めている」(説明員)としている。

TIブースの無線給電関連展示。無料のスマホ、携帯電話機充電サービスも行った (クリックで拡大)

複数規格に柔軟に対応できるマルチプラットフォーム提案

 STマイクロエレクトロニクス(以下、STマイクロ)も、モバイル機器など向けの無線給電IC市場に参入し、TECHNO-FRONTIER 2013で動作デモを公開した。モバイル機器向け無線給電用ICは、電力制御(ロジック)部と電力変換(FET)部をワンパッケージ化した製品提供が多いが、STマイクロは送電ユニット向けのトランスミッタ側は、電力制御部と電力変換部をあえて別個にしたディスクリート型システムを提案する。「多くの無線給電規格が存在する中で、ディスクリート型であれば、各規格に対応しやすい。制御部はフラッシュマイコンベースであり、ファームウェアを書き換えることで柔軟に各規格に対応できる。加えて、熱を発するFETの配置も自在に行えるため、熱対策も行いやすく効率も高められる利点がある」(説明員)とする。ブースでは、同じハードウェア構成で、WPC準拠送電ユニットとPMA準拠送電ユニットを作成し、デモを行った。

マルチプラットフォームをうたうSTマイクロの受電ユニットソリューションのデモ。同一のハードウェアで、WPC対応端末(手前)とPMA対応充電パッド(奥)への給電を行った (クリックで拡大)

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