2013年10月1〜5日の5日間、千葉・幕張メッセで開催されるIT&エレクトロニクス総合展「CEATEC JAPAN 2013」(シーテックジャパン2013/以下、CEATEC 2013)の開催概要発表会が2013年9月18日に都内で開かれた。
2013年10月1〜5日の5日間、千葉・幕張メッセで開催されるIT&エレクトロニクス総合展「CEATEC JAPAN 2013」(シーテックジャパン2013/以下、CEATEC 2013)の開催概要発表会が2013年9月18日に都内で開かれた。今回の開催規模は、出展者数587社、小間数は2339小間。前回(2012年開催)に比べ、出展者数は37社減ったが、小間数では前回を上回り展示規模は拡大する。
CEATEC 2013の開催テーマは「Smart Innovation――明日の暮らしと社会を創る技術力」。主催のCEATEC JAPAN実施協議会*)の会長である佐々木則夫氏は、「我が国を支える基幹産業であるIT、エレクトロニクス産業は、自動車や医療・ヘルスケア、農業など他産業と融合し、新たな産業の創出や社会のスマート化を図っている。今回も、出展者の中から、イノベーション性に優れた技術、製品を表彰する“CEATEC AWARD”も行い最新技術が一堂に会する場ともなる。CEATEC 2013では、IT、エレクトロニクス産業の活力、底力を発信していきたい」と開催趣旨、目的を語った。
*)電子情報技術産業協会(JEITA)、情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)、コンピュータソフトウェア協会(CSAJ)の3団体で構成
規模が拡大する展示会場は、電子部品、半導体デバイスなどを中心に紹介する「キーテクノロジステージ」と、テレビやスマートフォン、ITインフラなどを紹介する「ライフ&ソサエティステージ」の2つのゾーンを展開。さらに、開催テーマに沿った特別展示ゾーン「Lifestyle Innovation 2013」を設ける。
特別展示ゾーン内は、「スマートモビリティ」「スマートハウス&ホームアプライアンス」「スマートヘルスケア」「スマートSOHO」という、IT、エレクトロニクス産業が他産業とも連携し提案する4つのスマート化に関して取り上げる。特にスマートモビリティについては、幕張メッセの「ホール7」「ホール8」を使用して、自動車の走行デモや試乗コーナーを設ける。
キーテクノロジステージでは、スマートフォンやタブレット端末などの小型化やエネルギー効率向上を支えるデバイス、自動車の電装化や製品機能を制御するセンシングデバイスなどの展示が行われる見込み。ライフ&ソサエティステージでは、4K/8KテレビやHEMS(Home Energy Management System)、V2H(Vehicle to Home)などの展示が注目される。
カンファレンスでは、新たな試みとして開催初日に「始動! 4K/8K時代」と題し、パネルディスカッションを実施する。放送と通信の連携がもたらす変革やサービス化に関する技術的な課題などについて、テレビ/パネルメーカー、放送/通信事業者のキーマンらが今後の展望と可能性を探る内容となっている。キーノートスピーチは、オービックビジネスコンサルタント社長の和田成史氏、シャープ会長の奥田隆司氏、村田製作所常務執行役員通信事業本部長の中島規巨氏、ニチコン執行役員NECSTプロジェクト統括の山口忠博氏らが登壇する。
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