2013年10月1〜5日に幕張メッセで開催された「CEATEC JAPAN 2013」。指紋/静脈認証で代金を支払う「バイオマネー」、座れば体重や血圧、脈拍などを測定してくれる近未来的なイス、NTTドコモの「インテリジェントグラス」、シャープのフレームレスIGZOディスプレイなど、記事には掲載していない展示をフォトギャラリーとして紹介する。
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NTTドコモのブースで最も注目を集めていたのが、AR(拡張現実)技術を応用した「インテリジェントグラス」だ。小型カメラを搭載した眼鏡のような端末で、顔認識や文字認識、動画の撮影などが行える。
NECは、指紋と指静脈を使って個人認証を行う「ハイブリッド認証」の応用例として、「バイオマネー」を展示した。指紋と指静脈の情報とクレジットカード/電子マネーカードをリンクすることで、指を専用のスキャナにかざすだけで代金の支払いが完了するというもの。
シャープは、体重、体温、血圧、脈拍、動脈血酸素飽和度などを測定できる「ヘルスケアサポートチェア」を展示した。学校や病院、ショッピングモールなどの商業施設での利用を想定したものだ。イスに座り、人さし指を専用の測定器に入れると、すぐに測定が始まる。測定器とPCは、Bluetooth Health Device Profile(HDP)で接続されている。Bluetooth HDPは、医療機器やフィットネス機器、ヘルスケア機器などに向けたBluetoothの規格である。
「将来的にはテレビ電話の搭載も考えている。地方に住むユーザーが大病院の医師に相談するなど、遠隔医療の発展に貢献したい」(シャープ)。
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