ガラポンは、NHK+民放の計8局の番組をワンセグで2週間分録画できる録画機「ガラポンTV」を展示した。録画した番組は、スマートフォンやタブレット端末、PCを使ってインターネット経由で視聴できる。番組を端末にダウンロードすれば、圏外でも視聴可能だ。
ガラポンTVは、本体に地上デジタル放送のアンテナ線とLANケーブルを挿し込んで使う。地上デジタル放送の信号の一部にワンセグ用の情報が含まれているので、それを利用している。ワンセグなので画質は低いが、フルセグに比べてデータ量が約1/40と圧倒的に少ないため、3G、4Gといった携帯通信網でも視聴できる利点がある。「画質よりも、いつでもどこでもテレビ番組を見たい、というユーザー向けだ」(ガラポン)。
ガラポンTVは500GバイトのHDDを内蔵していて、外付けHDDによって最大4Tバイトまで増設できる。4Tバイトであれば4カ月分の番組を録画できる。また、8局×2週間ではなく、1局×120日分という設定も可能。本体価格は3万6500円(税別)で、家電量販店で購入できる。
今回展示したガラポンTVは4代目の機種となる。初代は約4年前に発売した。現在、日本で約1万人のユーザーがいるという。
Plutoは、赤外線リモコン付きの家電をスマートフォンで操作できるようにする端末「Plutoステーション」を展示した。
Plutoステーションは、LANケーブルでルーターに接続して使う。専用アプリでエアコンを「ON」にすると、その命令が専用サーバを介してPlutoステーションに送信され、Plutoステーションから、エアコンのリモコンと同じ通信フォーマットの赤外線が発信される。それによって室内のエアコンのスイッチが入る仕組みだ。
サーバには、赤外線リモコンの全ての通信フォーマットが保存されているので、赤外線リモコンを使う家電であれば、どれでもスマートフォンで操作できるようになる。同じ室内で使用している家電のリモコンを1台のスマートフォンにまとめたり、外出先で部屋の照明やエアコンをオンにしたりすることも可能だ。Plutoは、ペットの見まもりや防犯対策の用途も想定している。
専用アプリはiOSとAndroidに対応している。Plutoステーションの販売価格は1万3800円(税込み)。「スマートフォンで操作できるのはやはり便利なようで、ユーザーの方に話を聞くと“(色々な家電を操作できるので)布団やソファから動けなくなってしまう”という声も聞かれます」(Pluto)。
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