ライブやイベントでかなり活躍しそうなのが、これ。飯島幸太氏が発表したLEDペンライト「きらきライト」だ。ごく普通のペンライトとしてはもちろん、くるくると回し、残像を利用して文字などを浮かび上がらせるバーサライタとして使うことができる。さらに、音に反応して光り方を変えられるので、カラオケでの盛り上げツールとしての利用も想定しているという。ただ光るだけのペンライトではない、まさに「近未来型のペンライト」(同氏)である。
発表者は、小林ななさん(「チーム にゃーにゃー」)。何と10歳の小学生だ。18歳にならないと運転できないという、日本の免許制度に大いに不満を持っているななちゃん。10歳だって運転してみたい!!
ということで、ななちゃんが、お父さんと一緒に開発したのが「シンクロナイズドドライビング」だ。GR-KURUMIを内蔵したプロトタイプのハンドルとタブレット端末を接続して使う。助手席に座ったななちゃんが、ドライバーであるお父さんのマネをしながらプロトタイプのハンドルを操作すると、ハンドルの角度やアクセル、ブレーキのタイミングなどの情報がハンドルからタブレット端末に送信される。それを、トヨタIT開発センター(ITC)が提供している「クルマ情報API」*)と比較し、親子の“運転シンクロ率”を出す仕組みだ。
クルマの情報を取得するための試作API「トヨタITC クルマ情報Web API」のこと。車両のGPSの位置情報、車速やエンジン回転数、ドアの開閉、ワイパー動作、水温などの走行車両データや、あるエリアにおけるワイパー操作状況、急ブレーキ発生状況などの統計情報が取得できるという。
ちなみにこのシンクロナイズドドライビングは、トヨタ自動車とトヨタIT開発センターが開催した「TOYOTA HackCars Days 2014 in Tokyo」(2014年9月13、20〜21日)で、最優秀賞を受賞している。
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