ザイリンクスは2014年12月、20nmプロセスを使用したFPGA「Kintex UltraScale KU040」の量産を開始したと発表した。
ザイリンクスは2014年12月18日(米国時間)、20nmプロセスを使用したFPGA「Kintex UltraScale KU040」の量産を開始したと発表した。ザイリンクスでは20nm FPGAとして「業界で初めて量産体制に移行した」としている。
同社は、TSMCの20nmプロセス(TSMC 20SoC)を使用し、2013年からデバイスアーキテクチャ「UltraScale」を用いたFPGAのエンジニアリングサンプル(ES)の製造を開始。そして、このほど最初にES出荷の始めたミドルクラス向けのKintex UltraScale KU040が量産体制に移行した。
同社は2013年7月にUltraScale採用FPGAのテープアウトを発表した際に表明した「2014年中に量産を開始する」との言葉通りの量産移行となった。
ザイリンクスは、既に20nmプロセスを用いたFPGAとして「Kintex UltraScale KU060」、「同KU115」の他、ハイエンドクラス向けの「Virtex UltraScale VU095」のES出荷を開始している。「2015年中には製品化を予定している20nm世代の製品(13種)全てでES出荷が完了する」(同社)とし、短期間で20nmプロセス世代品の生産立ち上げを図っている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.