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» 2015年06月26日 14時00分 公開

迎える「IoT」時代、インテルは何を見据えるのかムーアの法則から50周年(2/3 ページ)

[庄司智昭,EE Times Japan]

IoTソリューションの導入事例

 インテルのIoTソリューションを採用した企業の事例も紹介された。

 システムインテグレータのAbbaco Controlsと協業し、IoTゲートウェイ・ソリューションをマレーシアの農家に導入。いわゆる「スマートアグリカルチャ」と呼ばれるもので、資源の効率化や収穫量を増やすことで効果を生んでいる。

 台湾の大手石油化学会社「Formosa Plastics」では、使っているITシステムが26社のベンダーのシステムで別個に構築され、管理が難しいシステムになっていた。そこで、共通でオープンなプラットフォームを導入することを検討し、インテルのアーキテクチャを採用。結果として、30〜70%のエネルギー、水および原材料の使用量を削減、20〜30%の維持費とシステム・ダウン時間の低減を実現したという。

台湾の大手石油化学会社「Formosa Plastics」での採用 (クリックで拡大)

協業した富士通との取り組み

 インテルは2015年5月、包括的なIoTプラットフォームの構築に向けて富士通と提携している。どのような取り組みが行われているのか、富士通でIoTビジネス推進室・室長を務める須賀高明氏が解説した。

 富士通のIoTプラットフォームとインテルのゲートウェイを組み合わせることで、より多くの現場情報とSoE(Systems of Engagement)&SoR(Systems of Record)アプリケーションを結び付け、IoTによる業務を促進するのが狙い。

 IoTの業務を促進していくためには、膨大な現場情報にリーチするための環境整備が必要だ。そうなると、従来のPCやサーバと異なる適用分野が出てくる。「さまざまなプロトコルが出てくる上に、エッジサーバや通信機能が必要で、耐環境性も必要になると考えたときに、インテルのゲートウェイがマッチしていた」と須賀氏は語る。

インテルと富士通との協業 (クリックで拡大)

 IoTはどこでデータを処理するかがポイントになる。大量にデータが発生し、あのデータはクラウド、あのデータはエンドポイントでというように、要件によって動的な処理が必要になるからだ。そうなると要件が変化したときに対応が難しい。そこで、高い処理能力を持ち、セキュリティを確保するインテルのゲートウェイと連携したという。

IoTのデータ処理についての説明 (クリックで拡大)

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