富士通研究所、富士通デザイン、富士通ソーシアルサイエンスラボラトリは2015年7月、部屋全体をデジタル化するUI技術を検証する実証実験を行うと発表した。複数の人の端末の画面を同じ空間で共有、操作でき、会議やワークショップなどで効率的な情報共有とコミュニケーションの活性化が可能になるという。説明会では同技術を活用したデモが行われたので、その様子を紹介する。
富士通研究所、富士通デザイン、富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(以下、富士通SSL)は2015年7月、富士通研究所が開発した部屋全体をデジタル化するUI技術と、富士通SSLが開発した共創支援アプリケーションの実証実験を開始すると発表した。
複数の人の端末の画面を同じ空間で共有、操作できるようになり、会議やワークショップなどにおいて効率的な情報共有とコミュニケーションの活性化が可能になる。
2015年8月より、富士通デザインが開設する新たな価値づくりに取り組む施設「HAB-YU platform」で開催されるワークショップに導入し、効率的かつ活発な議論への有効性を検証する。
HAB-YU platformで行われた説明会では、同技術を活用した「ワークスタイルを変革する」というワークショップを想定したデモが実施された。デモは、参加者がスクリーンに投影されているデジタルヒントカードを選択することから始まった。ヒントカードはワークショップでよく使用され、個人ワークの手助けとなるという。
参加者は赤外光が出る専用のペンを使い、投影されているデジタルヒントカードを選択する。選択したデータはスマートフォンに転送され、個人ワークスペースでカードのデータを見ながらアイデアを考えることができる。
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