参加者は次に、選択したデジタルカードをもとに、ワークスタイルの変革をするには何が必要なのかを考える。考えた内容は、机に投影されている画面に手書きで記入することが可能だ。記入した後、コマンドを選択することで付箋のようなカードになる。
カードは、机とつながっているスクリーンの模造紙アプリに向かって投げるようにフリックすると転送される。
こうしたUIは、複数台のプロジェクタとセンサーカメラ、環境センサー、サーバといった少ない機材で実現できるという。プロジェクタなど表示機器の連携は、"プレイスサービス基盤"と呼ぶサーバに各機器の大まかなレイアウト情報を設定するだけで可能だ。
プレイスサービス基盤とは、富士通研究所が2014年4月に開発した、ローカルな場で端末、機器間の情報交換を迅速に構築できる技術である。参加者が持ち込んだモバイル端末の画面を表示して、操作することも可能にする。
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