NXP、環境センサー事業をamsに譲渡 : Freescaleとの合併に向け準備着々
amsは2015年7月28日、NXP Semiconductors(以下、NXP)から環境センサー事業を取得したと発表した。
amsは2015年7月28日、NXP Semiconductors(以下、NXP)から環境センサー事業を取得したと発表した。
amsが取得したのは、相対湿度、圧力、温度など複数の環境変数を1つのセンサーデバイスとして測定する高度なモノリシック集積CMOSセンサーに関する事業。取得額などは明かしていない。
amsでは、「当社の環境センサー製品ポートフォリオをさらに充実させたことで、スマートフォン、ウェアラブルデバイス、その他のモバイルデバイス、ならびにスマートビルディング、産業、医療、車載市場に価値の高いビジネス機会が創出されることを期待している」としている。
NXPは2015年3月に、Freescale Semiconductorの買収を発表し、年内にも買収を完了させる見込み。Freescale買収後、NXPは、セキュリティ/コネクティビティ分野に注力していく方針*1) で、既に注力分野以外での事業の整理を進めている。2015年6月には、RFパワー事業を中国・国有投資グループの子会社「JianGuang Asset Management」に18億米ドル(約2245億円)で売却*2) 。今回の環境センサー事業の譲渡もその一環とみられる。
*1)関連記事:NXP CEOに聞く“フリースケール買収の舞台裏” *2)関連記事:NXPがRFパワー事業を18億ドルで売却、中国・国有投資子会社に
合併迫るFreescale、過去最高益で有終の美
NXP Semiconductorsとの合併準備が順調なFreescale Semiconductor。2015年第2四半期の決算では、売上高、利益ともに過去最高を記録したという。Freescale CEOのGregg Lowe氏は、業績を報告するとともに、NXPとの合併の進捗(しんちょく)についても語った。
フリースケール買収のNXP、車載半導体で首位ルネサスに肉薄か――世界半導体シェアは7位へ
NXP Semiconductors(以下、NXP)がFreescale Semiconductor(以下、フリースケール)を買収することになった。買収後のNXPの売上高は1兆円を超える規模に達し、世界シェア7位、車載半導体では首位ルネサス エレクトロニクスに匹敵する売り上げ規模となる。
NXP CEOに聞く“フリースケール買収の舞台裏”
NXPセミコンダクターズによるフリースケール・セミコンダクタの買収は、半導体業界から大きな注目を集めている。スペイン バルセロナで開催中の「Mobile World Congress (MWC) 2015」にて、NXPのCEOを務めるRick Clemmer氏に今回の買収について聞いた。
NXPがRFパワー事業を18億ドルで売却、中国・国有投資子会社に
NXP Semiconductorsは、中国・国有投資グループの子会社「JianGuang Asset Management」(JAC Capital)に対して、RFパワー事業を18億米ドル(約2245億円)で売却することで合意した。
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