メディア

NXPがRFパワー事業を18億ドルで売却、中国・国有投資子会社にビジネスニュース M&A

NXP Semiconductorsは、中国・国有投資グループの子会社「JianGuang Asset Management」(JAC Capital)に対して、RFパワー事業を18億米ドル(約2245億円)で売却することで合意した。

» 2015年06月02日 15時55分 公開
[EE Times Japan]

 NXP Semiconductors(以下、NXP)は2015年6月2日、中国・国有投資グループの子会社「JianGuang Asset Management」(以下、JAC Capital)に対して、RFパワー事業を18億米ドル(約2245億円)で売却することで合意したと発表した。

 NXPのRFパワー事業は、携帯電話基地局向けRFパワーアンプ製品を中心に、産業用照明、電子レンジ、車載電子制御式点火装置などに向けた半導体製品を手掛けている。一方、同事業を買収することになったJAC Capitalは、中国・国有投資グループ「JIC Capital」の子会社で、半導体やIT、ネットワーキング、データサービス、クラウドコンピューティング、通信など、ハイテク産業に対する投資を目的とした会社である。

 今回の合意に基づき、NXPは全てのRFパワー事業と、経営陣も含めてRFパワー事業に関わる2000人の従業員を、オランダに設立される独立法人へ移籍する。事業売却が完了した時点で、この独立法人はJAC Capitalの100%子会社となる。さらに、RFパワー事業に関連した全ての関連特許と知的財産、RFパワー製品のパッケージングやテスト&アセンブリを行ってきた、フィリピンにあるNXPの後工程製造拠点なども、新会社に移転されることになっている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

RSSフィード

公式SNS

All material on this site Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
This site contains articles under license from AspenCore LLC.