ルネサス エレクトロニクスのMakers(メイカーズ)応援プロジェクト「がじぇるね」から、初の商品が誕生するかもしれない。その名も「きらきライト」。音楽に合わせてLEDの点灯パターンを変えたり、バーサライタとしても使えたりする、次世代の多機能ペンライトだ。
2015年8月1〜2日に開催された、Makerムーブメントの祭典「Maker Faire Tokyo 2015」(東京ビッグサイト)。暑い中、多くの来場者が訪れ、大いに盛り上がった。詳細なリポートは、「MONOist」の記事*)を読んでいただくとして、筆者が同イベントを訪れたのは、会いたい人がいたからだ。
*)関連記事:LED駆動コンピュータからAIでストII対戦、「Maker Faire Tokyo」はやっぱり“才能の無駄づかい”であふれてた
飯島幸太氏である。ソフトウェアエンジニアとしてメーカーに勤務しながら、余暇の時間を使って、あるモノづくりに励んでいる方だ。その“あるモノ”とは、
「きらきライト」だ。
何だそれは、と思った方。読んで字のごとく、きらきらするライトである。もう少しちゃんと説明するならば、LEDを40個搭載した“次世代の多機能ペンライト”だ(詳細は後述します)。EE Times Japanの全ての記事をなめるように読んでくださっている方なら、「ん? いつぞやの記事で読んだことがあるぞ」と、ピンとくるものがあるかもしれない。
そうです。2014年12月、ルネサス エレクトロニクスが開催した「ルネサスナイト6」でお披露目された物なのです(自宅で噴水ショー! 親子で“シンクロ”ドライビング! 「ルネサスナイト」からヒット商品は生まれるか)。
ルネサスは、「電子工作をもっと身近なものに」というスローガンの下、Makersを応援するプロジェクト「がじぇっとるねさす(通称:がじぇるね)」を進めている。Makersが、同社の手軽な電子工作ボードを使って開発した作品を発表するイベントが「ルネサスナイト」である。12月に行われたルネサスサイト6で作品を審査した結果、飯島氏の「きらきライト」は、第2位を獲得した。この審査で入賞した作品は、クラウドファンド「COUNTDOWN(カウントダウン)」に出品できる。
飯島氏は、COUNTDOWNに2015年9月末に出品することを目指し、きらきライトの磨き上げにかかっているという。資金調達の結果が出るのは約1カ月かかるので、うまくいけば秋ごろには、がじぇるねから初の“商品”が誕生するかもしれないのだ。
さて、さっそく飯島氏のブースを訪れたところ……。
肝心のきらきライトはというと……。
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