持ち手の素材はMDF(Medium Density Fiberboard:中質繊維板)だ。きらきライトのコストを抑えるには、材料がポイントになってくる。飯島氏によれば、一般的なペンライトのようにプラスチックを使おうとすると、金型を作るコストだけで100万円かかってしまうこともあるという。そこで同氏が注目したのがMDFだった。再利用性の高い木材のため、プラスチックに比べてコストをだいぶ抑えることができる。
飯島氏はMDFをレーザーでカットして、持ち手の形にした。持ち手のふちがこげ茶色になっているのは、レーザーによって木材が焦げたからだ。文字通り“焦げ茶色”になっているわけである。「レーザーカッターでアクリル板を切っていたことがあったので、今回もレーザーカッターを使おうと考えた。結果的に、いい感じに焦げ目もつけることができた」(同氏)。
きらきライトには、複数の機能(モード)がある。
などがある。
きらきライトには、ルネサスのマイコン「RL78」ファミリと、NXP Semiconductorsのマイコン「LPC824」が搭載されていて、これら2つのマイコンの役割はきっちりと分けられている。RL78は音の周波数の分析や機器の制御、LPC824はLEDの制御を担っているという。
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