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がじぇるね出身“次世代ペンライト”が商品に!?いつか店頭に並んでほしい……!(2/4 ページ)

» 2015年08月17日 13時00分 公開
[村尾麻悠子EE Times Japan]

MDFでコストカット

 持ち手の素材はMDF(Medium Density Fiberboard:中質繊維板)だ。きらきライトのコストを抑えるには、材料がポイントになってくる。飯島氏によれば、一般的なペンライトのようにプラスチックを使おうとすると、金型を作るコストだけで100万円かかってしまうこともあるという。そこで同氏が注目したのがMDFだった。再利用性の高い木材のため、プラスチックに比べてコストをだいぶ抑えることができる。

 飯島氏はMDFをレーザーでカットして、持ち手の形にした。持ち手のふちがこげ茶色になっているのは、レーザーによって木材が焦げたからだ。文字通り“焦げ茶色”になっているわけである。「レーザーカッターでアクリル板を切っていたことがあったので、今回もレーザーカッターを使おうと考えた。結果的に、いい感じに焦げ目もつけることができた」(同氏)。

 きらきライトには、複数の機能(モード)がある。

  • 通常のペンライトモード:LEDの色と明るさを調節できる
  • 音に反応するモード:音量に合わせて、LEDの点灯数が変わる(先ほどの動画を見れば分かりやすいかと思う)
  • バーサライタモード:回すと、残像のように文字や図柄が見える。表示したい文字や図柄をSDカードに保存して、きらきライトに差し込めばよい

などがある。

photophoto 左=LEDの色が違っているのが分かるだろうか。色と明るさは、ボタンのように見えるダイヤルを回して調節する / 右=持つとこんな感じ。たまたまそこにいた来場者の女性に協力してもらった

photo バーサライタモードで動作しているところを撮ろうとするも、さっぱり撮れず。シャッタースピードをいじりまくる

photo うーーーむ。撮れない。

photo やっぱり撮れない。あきらめかけたその時……!


photo 見える、見えるぞ! 私にも文字が見える……!!(たぶん、「RENESAS」と書かれているのだ……!)

 きらきライトには、ルネサスのマイコン「RL78」ファミリと、NXP Semiconductorsのマイコン「LPC824」が搭載されていて、これら2つのマイコンの役割はきっちりと分けられている。RL78は音の周波数の分析や機器の制御、LPC824はLEDの制御を担っているという。

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