TSMCは熊本県に建設を進めている熊本第2工場において、3nmプロセスを導入すると表明した。2026年2月5日、同社会長兼CEOであるC.C.Wei氏が日本の総理大臣官邸を訪問し高市早苗首相に伝えた。
TSMCは熊本県菊陽町に建設を進めている熊本第2工場において、3nmプロセスを導入すると表明した。2026年2月5日、同社会長兼CEOであるC.C.Wei氏が日本の総理大臣官邸を訪問し、高市早苗首相に伝えた。
TSMCの半導体受託製造子会社Japan Advanced Semiconductor Manufacturing(以下、JASM)では現在、熊本第1工場で量産を行っている。第1工場では22/28nmプロセスおよび12/16nmプロセスを導入している。熊本第2工場は現在、第1工場の隣接地で建設が進められている新工場で、2024年2月に建設計画が正式発表された。
発表当初の計画では、第1工場と第2工場を合わせ自動車、産業、民生、HPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)関連アプリケーション向けに40nm、22/28nm、12/16nm、6/7nmのプロセス技術による製造を行う予定としていた。また第2工場の操業開始は2027年を目指すとしていたが、2026年1月の決算会見においてWei氏は「第2工場の技術導入と量産スケジュールは顧客のニーズと市況に基づいて決定される」と説明していた。
今回、首相官邸を訪問したWei氏は、第2工場において3nmプロセスを導入することを表明。「3nmプロセスは現在、AIやスマートフォンなどに活用されている最先端量産プロセスだ。新工場は地域の経済成長にさらに貢献すると同時に、日本のAIビジネスの基盤を形成すると確信している。AIは自動車、医療、産業などあらゆる産業に恩恵をもたらす技術であり、今後全ての国にとって最重要技術となるだろう」と語った。
Wei氏はまた「AI産業にとって重要と考える多くの分野で、日本の顧客やパートナーとのさらなる連携について協議を進めている」とも述べた。
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