M＆Aだけでなく“S＆B”もそろそろ見たい、半導体業界：モノづくり総合版メルマガ編集後記

スパイス＆ハーブではありません。

» 2015年12月10日 12時00分公開

　この記事は、2015年12月10日発行の「モノづくり総合版メールマガジン」に掲載されたMONOist/EE Times Japan/EDN Japanの編集担当者による編集後記の転載です。

M＆Aだけでなく“S＆B”もそろそろ見たい、半導体業界

　2015年の半導体業界を振り返ってみると、「M＆Aばかり」という印象が強く残っています。特に2015年は、買収額が1億米ドルを超える大型案件が相次ぎました。12月7日に買収が完了したばかりのNXP SemiconductorsによるFreescale Semiconductorの買収（118億米ドル）をはじめ、Avago TechnologiesによるBroadcomの買収（370億米ドル）、IntelのAltera買収（167億米ドル）、そして直近では、ON SemiconductorがFairchild Semiconductorを24億米ドルを買収することで合意したとの発表がありました。

#CmsMembersControl .CmsMembersControlIn {width:100%;background:url(https://image.itmedia.co.jp/images/spacer.gif) #DDD;opacity:0.05;filter:progid:DXImageTransform.Microsoft.Alpha(Enabled=1,Style=0,Opacity=5);z-index:1;}

続きを閲覧するには、ブラウザの JavaScript の設定を有効にする必要があります。

ADIとMaximが合併交渉か ――米メディアが報道
米Analog Devices（アナログ・デバイセズ/以下、ADI）と米Maxim Integrated（マキシム/以下、Maxim）が合併に向けた交渉を行っていると、米Bloombergが2015年10月15日（米国時間）に伝えた。
FreescaleとNXPの合併から学ぶべきこと（前編）
間もなく、NXP SemiconductorsによるFreescale Semiconductorの買収が完了する。売上高約1.2兆円という超巨大企業の誕生は、半導体業界にどのような影響を与えるのだろうか。そして、今回の買収から、半導体業界は何を学べるのだろうか。
相次ぐリストラ、問われる真価――ルネサス 2014
再建途上にあるルネサスエレクトロニクス。3度のリストラに、“優等生事業”の売却など2014年もいろいろあったルネサスの1年を振り返る。
2015年半導体メーカーランキング、ソニーが10位
IC Insightsが、2015年の半導体メーカー売上高ランキングの速報値を発表した。IDM（垂直統合型）メーカーではソニーが10位に食い込んでいる。ファブレスメーカーではQualcommが首位を維持したものの、前年比の成長率は大幅に低下した。