日本国内における事業方針では、旧三洋半導体を母体にする製品グループ「SSG」を生かし、単純な製品販売だけでなく、製品開発から生産、サポートまでを日本で実施していく体制を継続、強化する。
製造面では、新潟工場に加え、出資する会津富士通セミコンダクターマニュファクチャリング*)での量産もスタート。既に、3種類のプロセスを会津富士通セミコンの生産ラインにポーティングし、今後、さらに3種類のプロセスの移管を進め、会津富士通セミコンで2016年末までに8インチウエハーで月産1万5000枚以上の生産を予定。国内車載市場などで根強い国内製造への要望に応える。
*)関連記事:富士通セミコンがオンセミと半導体製造で合弁
SSGとしてフォーカスするアプリケーションは、バッテリー管理、スマホ/タブレット、モーター制御、そして車載の4領域。三洋半導体買収後の新製品ビジネスが順調に拡大し、海外向けビジネスも伸びている状況。SSG上席副社長兼ゼネラル・マネージャーのMamoon Rashid氏は「SSGビジネスは、プラス方向へ転換した。今後も、海外市場に向けたソリューション開発を行うとともに、国内顧客へのフォーカスを維持して日本での存在感を高める活動を継続する」とした。
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