最後に紹介するのは、GPSが届かない屋内でも目的地までのバリアフリー経路をナビゲーションする「バリアフリーナビ」である。位置情報検出には、パナソニックの高指向性ビーコンを活用。従来は隣接するビーコンとの電波干渉により、どのエリアにいるのか判別することはできなかったが、高指向性ビーコンは独自のビームフォーミング技術により、どのビーコンの電波が強いのかを判別して位置情報を検知できるという。
また、LED光源にスマホをかざすことで情報が得られる「光ID」技術を活用している*)。サイン看板にスマホをかざすと、ユーザーの母国語で、施設内の目的地まで誘導してくれる。車いすやベビーカーの方には、バリアフリー経路でナビゲーションを行ってくれるので、複雑な施設内においても安心して移動できるとした。
*)関連記事:光の点滅とスマホでIDをやりとり、どんな仕組み?
バリアフリーナビは今後、「乗換案内」を展開するジョルダンと技術連携し、空港から目的地までのバリアフリー経路の検索/ナビゲーションを実現したいという。
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