IoT brought to lifeエリアでは、IoTがもたらす新たな収入源の創出と運用コストの低減について、15の事例を交えて紹介した。特に、収益性の改善/向上がこれから大きな課題の1つになると強調する。Leading in 5Gエリアでは、先行する5Gソリューションと、その商用化に向けた道筋を示す。20Gビット/秒以上のスループットや、膨大な数のデバイスが接続されるネットワーク環境などに対応するソリューションを用意した。
IoT関連の具体的な事例としていくつかの用途を挙げた。「コネクテッドサービスビークル」は、車両内に設置した携帯端末を活用し、搭載された製品在庫の管理や、目的地に到着する時間の管理などをリアルタイムで行うことが可能となる。「スマートバスシェルター」は、タッチ式スクリーンが設置され、バスの運行状況などを確認することができる。周辺市街地の地図データを見ることもできるシステムである。「スマートユニバーシティキャンパス」は台湾で実施されているシステムで、図書の管理やさまざまなファイルの管理などが行われているという。
ネットワーク構成をソフトウェアで動的に設定/変更することが可能なSDN技術も紹介した。「必要な時に、必要な経路で、必要な帯域を提供する」ことができる技術である。ビデオ信号のトラフィック増加や、機械間(M2M:Machine to Machine)通信が急増するなど、新たに登場する通信需要に対して、柔軟に対応できるようになる。
SDN技術を適用すると、コントローラ側から端末装置に対して、サービスの設定や変更を自動で行えるのもメリットである。特に、マルウェア対策に有用だという。現場で作業することなく、コントローラ側でセキュリティポリシーを変更するだけで、すべて自動的に設定を変更することが可能となる。
「MWC 2016」の焦点は5Gの実用化
5Gにつながる1Gbps LTE、エリクソンが披露予定
シェア1位の維持が最優先、4G投資回収の支援も
プログラム可能な5G向けアーキテクチャCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
記事ランキング