IoT brought to lifeエリアでは、IoTがもたらす新たな収入源の創出と運用コストの低減について、15の事例を交えて紹介した。特に、収益性の改善/向上がこれから大きな課題の1つになると強調する。Leading in 5Gエリアでは、先行する5Gソリューションと、その商用化に向けた道筋を示す。20Gビット/秒以上のスループットや、膨大な数のデバイスが接続されるネットワーク環境などに対応するソリューションを用意した。
MWC 2016におけるノキアの展示テーマ。「IoT brought to life」及び「Leading in 5G」の概要 (クリックで拡大) 出典:ノキア
ネットワーク構成をソフトウェアで動的に設定/変更することが可能なSDN技術も紹介した。「必要な時に、必要な経路で、必要な帯域を提供する」ことができる技術である。ビデオ信号のトラフィック増加や、機械間(M2M:Machine to Machine)通信が急増するなど、新たに登場する通信需要に対して、柔軟に対応できるようになる。
「MWC 2016」の焦点は5Gの実用化
「Mobile World Congress(MWC) 2016」(2月22〜25日、スペイン バルセロナ)が、もう間もなく開催される。MWC 2015では第5世代移動通信(5G)の標準規格に関して議論されたが、MWC 2016では実用化に向けてさらに踏み込んだ議論が交わされる見通しだ。
5Gにつながる1Gbps LTE、エリクソンが披露予定
エリクソン・ジャパンは2016年2月17日、「Mobile World Congress 2016」の出展内容のハイライトを紹介する記者説明会を開催した。5G(第5世代移動通信)につながる技術として、1Gビット/秒(Gbps)以上のデータレートを実現する”Gigabit LTE”や、IoT向けLTEとして策定が進んでいる規格「NB-IoT」「LTE-M」をサポートする、基地局向けのソフトウェアなどが展示される予定だ。
プログラム可能な5G向けアーキテクチャ
5G(第5世代移動通信)向けの技術開発に力を入れるNokia Solutions and Networksは、次世代ネットワーク向けにプログラム可能なアーキテクチャを発表した。ほとんどの機能が自動的にソフトウェア定義され、ほぼ全てのネットワークに、必要とされるコンテンツと処理能力が割り当てられるという。