冷暖房に対応したエアコンのスイッチの制御に用いた例です。
前件部の(山のように見える)ファジィ関数の小さい方の値を用いて、後件部の(棒が立っているだけの)簡易ファジィ関数に反映させ、その1番大きい値を採用するので、min-max法と呼ばれています。
この例(気温27.0℃、湿度57%)における推論結果は、スイッチの値=−0.684となります。もし、エアコンの調整器が連続値を扱えるロータリー式でなく、3段階のスイッチ“−1”、“0”、“1”しかない場合は、“−1”を選ぶことになると思います(が、これも設計者が自分の裁量で決めて構いません)。
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