あらゆる信号発生機能を持ち運び可能な1台に集約 : ファンクション、任意波形、デジタルの3in1 (2/2 ページ)
AWG4000シリーズは、機能集約だけでなく、信号ジェネレーターとしての性能向上も図っている。
従来のファンクションジェネレーター相当のベーシックモードでは、最高600MHzの帯域を利用でき、「高速動作のCPUに対し、ジッタを与えたストレステストのクロック源として使用できるようになった」。またベーシックモードでは、2.5Gサンプル/秒、14ビット分解能、16kポイントの任意波形生成が行え、任意波形の編集は別途PCなどで行う必要がなくAWG4000本体で行える。
各動作モードの概要 (クリックで拡大) 出典:テクトロニクス
複雑な波形生成に向くアドバンスモードは、750MHzの最高帯域を誇り、最大1万6384シーケンスに対応する。またAWG5000Cシリーズなど従来の任意波形ジェネレーターでは、アナログチャンネル、デジタルチャンネルがメモリを共有し、信号が連動したが、AWG4000では、アナログ、デジタルそれぞれメモリを持って独立。関係性のないアナログ信号、デジタル信号を生成できるようになり、柔軟性が向上している。
スマホ連動タイプの超小型信号発生器
PALTEKは2014年12月から、重さ19gで、33×33×16mmサイズの超小型信号発生器「Clock CUBE」を発売する。
異常信号を取りこぼさず検出して捕捉、「802.11ac」規格テストにも対応
ワイヤレス通信向け測定器としてリアルタイムスペアナの役割が高まっている。取り込み帯域幅が広く、間欠的なノイズや頻度の少ない干渉波を取りこぼすことなく検出し、解析することができるからだ。テクトロニクスは、業界に先駆けてリアルタイムスペアナを開発・製品化してきた。新たにIEEE 802.11ac規格のテスト環境なども提供している。
“6 in 1”オシロスコープ、機能や性能を手元でアップグレード可能
テクトロニクスは、スペクトラムアナライザなど、最大で6種類の測定機能を1台の筐体に統合できるミックスド・ドメインオシロスコープ「MDO3000シリーズ」を発表した。オプションの機能やモジュールを追加すれば、測定仕様に応じた機能や性能に手元でアップグレードすることが可能である。
ベンチトップ並の高性能スペアナ、低価格で提供
テクトロニクスは、USBベースのリアルタイムスペクトラムアナライザーとして、新たに2シリーズ4機種を発表した。IoT(モノのインターネット)機器で利用される主な無線規格などに対応するRF測定が可能である。
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