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» 2016年08月09日 13時30分 公開

NIがアカデミック関連のプロジェクトを紹介脳卒中後のリハビリロボ、北極の氷床下を移動するROV(3/3 ページ)

[佐々木千之,EE Times Japan]
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学生が自動運転や電力網など複雑なシステムを1ボードで学習できるプラットフォーム

 NIは教育機関向け工学教育実験用プラットフォーム「NI ELVIS(Educational Laboratory Virtual Instrumentation Suite)」を提供しているが、そのELVISに装着できる「NI ELVIS RIO Control Module」を追加した。ELVIS RIO Control Moduleは、ELVISに装着すると一体化するデザインで、8つのアナログ入力/4つのアナログ出力、32のデジタル入出力、Webカメラやストレージと接続できるUSBポートなどを備え、Xilinxの「Zync 7010」デュアルコアプロセッサを搭載している。また、コネクターは多くの学生が使用しているmyRIOと同じだ。

ELVISに装着したELVIS RIO Control Module(クリックで拡大)

 このELVIS RIO Control Moduleと合わせて使うモジュールの例として紹介されたのが、ELVIS用のモジュールを多数販売している米Quanserの新製品「QNET Mechatronic System Board」だ。2軸のロボットアームと、アームの先端に取り付けられたカメラなどから成る。

 デモンストレーションでは、ボード上に描かれている地図をカメラで「見て」、どのようなルートで進むかを「考え」、決定したルートに沿って移動するという、自動運転システム開発向けアプリケーションと、いくつか用意された顔写真から、カメラを移動させながら特定の人物のものを選び出すという画像認識アプリケーションが示された。こうした学習用装置を1つずつ用意するのは費用がかかり、装置を収納するスペースも必要だが、QNETシリーズのモジュールを使えば、ELVISとPCを置く場所さえあれば高度な学習が可能としている。

QNET Mechatronic System Board。アームの先に取り付けられたカメラで、下の地図(白く塗られた中に黒い線が描かれているもの)を認識し、道路を走っている自動車の運転をエミュレートする。3カ所に見えるLEDは信号機を表したもので、赤が点灯すると止まり、青になると進むといった動きをすることができる(クリックで拡大)
自動運転アプリケーションの画面。右上にアームの先のカメラからの画像が表示され、左下にはアームのサーボの動きがグラフになっている。画像にある緑の線で囲まれた半円は仮想的な自動車の運転席から「見ている」範囲を示している(クリックで拡大)

Mac SEで動くLabVIEWが……!

 さて、以下の2つはちょっとした、おまけの情報である。

展示スペースのLabVIEWコーナーにはなんと、Macintosh SEで動くLabVIEW 1.0が置いてあり、自由に操作できた(クリックで拡大)
長い間、8月第1週に開かれていたNIWeekだが、2017年からは5月下旬開催に。連日40度近くになるオースチンの暑さからは解放されそうだ(クリックで拡大)

取材協力:ナショナルインスツルメンツ】

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