オンセミのフェアチャイルド買収、規制当局が承認 : 2015年11月の合意発表からようやく
ON Semiconductor(オン・セミコンダクター)によるFairchild Semiconductor(フェアチャイルドセミコンダクター)の買収が、条件付きで米国連邦取引委員会(FTC)に承認された。
ON Semiconductor(オン・セミコンダクター)は2016年8月25日(米国時間)、同社によるFairchild Semiconductor(フェアチャイルドセミコンダクター)の買収について、米国連邦取引委員会(FTC)の承認を、条件付きで得られたと発表した。
フェアチャイルドの買収を完了する前に、プレーナ型IGBT(イグニションIGBT)事業を売却することが、条件となる。同事業の2015年度の売上高は、2500万米ドル未満だった。
オン・セミコンダクターは2016年8月25日(米国時間)、FTCが提示したこの条件を満たすべく、米国Littelfuse(リテルヒューズ)にイグニションIGBTをはじめ、いくつかの製品群を売却することで合意したと発表した。具体的には、TVS(トランジェント電圧抑制回路)ダイオード、スイッチングサイリスタおよびイグニションIGBTの製品群を、売却することで最終合意に達している。売却額は1億400万米ドルで、2016年8月末には売却が完了する予定だ。
フェアチャイルドの買収完了は、それ以降になるが、オン・セミコンダクターは具体的な時期は明らかにしていない。
オン・セミコンダクターがフェアチャイルドを24億米ドルで買収すると発表したのは、2015年11月のことだ。2015年の売上高は、オン・セミコンダクターが約35億米ドル、フェアチャイルドが約14億米ドルだった。
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16年4〜6月のスマホシェア、Apple落ち込み続く
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