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2015年 車載半導体シェアランキング、首位はNXP2位Infineon、3位ルネサスの順に

2015年の車載半導体市場は、NXP Semiconductorsが約42億米ドルの売上高でトップに立った。2014年まで首位を維持してきたルネサス エレクトロニクスは、3位となった。

» 2016年06月23日 13時30分 公開
[Dylan McGrathEE Times]

Freescale買収で、トップに躍り出たNXP

 2015年における車載用半導体市場の成長は、為替の変動によって、緩やかなものとなった。さらに、メーカーのM&Aにより、同市場の売上高ランキングは変動している。市場調査会社のIHS Technoogyが報告した。

 IHSによれば、2015年の車載半導体市場の成長率は、前年比で0.2%だった。

 売上高ランキングでは、118億米ドルでFreescale Semiconductorを買収したNXP Semiconductorsが首位に立った。NXPの車載用半導体の売上高は、前年比で124%増となり、約42億米ドルとなった。

 IHSで車載半導体のアナリストを務めるAhad Buksh氏は、「NXPによるFreescaleの買収は、巨大な車載半導体メーカーを生み出した」と、リリースの中で述べている。同氏は、「NXPは、2桁成長を遂げた(旧Freescaleの)プロセッサ『i.MX』のブランド力を生かし、車載インフォテインメントシステムでの地位を高めた。さらに、キーレスエントリーシステムの普及が進んだことにより、アナログICの売上高も2桁で成長している」と分析した。

 Infineon Technologiesも、IR(International Rectifier)を30億米ドルで買収したことにより、ルネサス エレクトロニクスを抜いて2位にランクアップした。そのルネサスは3位となり、後にSTMicroelectronicsやTexas Instrumentsが続く。

 IHSによれば、ルネサスの売上高の成長率は為替によって大きく変わるという。同社の車載半導体の売上高は米ドルベースでは12%下落したが、円ベースでは1%成長している。

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