米調査会社のIDCは、2016年4〜6月(第2四半期)の世界スマートフォン市場におけるメーカー別出荷シェアを発表した。調査結果によると、上位3社の順位はいつもと変わらないが、Appleが同年1〜3月(第1四半期)に引き続き、第2四半期も前年四半期比15.0%減と大きく減少している。
米調査会社のIDCは2016年7月28日(米国時間)、2016年4〜6月(第2四半期)の世界スマートフォン市場におけるメーカー別出荷シェアを発表した。調査結果によると、スマートフォンの合計出荷台数は、前年同期比0.3%増の3億4330万台となったという。同年1〜3月(第1四半期)は3億3310万台のため、3.1%増となっている。
メーカー別シェアは、1位Samsung Electronics、2位Apple、3位Huaweiと上位3社の順位はいつもと変わらない。首位Samsungは、第1四半期で前年同期比0.6%減のマイナス成長だったが(関連記事:16年1〜3月世界スマホシェア――OPPOとvivoが躍進)、「Galaxy S7」「Galaxy S7 Edge」の好調により、第2四半期は同5.5%増となる7700万台を記録した。
2位のAppleは、第1四半期の前年同期比16.3%減に引き続き、第2四半期も同15.0%減と大きく減少。ただし、Appleにとって通常、第2四半期は出荷台数が最も低くなる時期でもある。9月に発売される新型iPhoneを狙って、買い控えるユーザーが多いためだ。とはいえ、2016年第2四半期の出荷台数は、直近7四半期で最少となってしまった。
IDCはリリース上で、「スマートフォンの競争が激化し、ユーザーの買い替えスピードが緩やかになる中、Appleは2016年秋に発表予定の次世代iPhone 7において、売り上げを後押しする要素を探らなくてはならないだろう」と述べている。
メーカー名 | 2016年4〜6月 出荷台数 |
前年同期比増減 | 2016年4〜6月 市場シェア |
---|---|---|---|
Samsung | 7700万台 | 5.5% | 22.4% |
Apple | 4040万台 | ▼15.0% | 11.8% |
Huawei | 3210万台 | 8.4% | 9.4% |
OPPO | 2260万台 | 136.6% | 6.6% |
vivo | 1640万台 | 80.2% | 4.8% |
その他 | 1億5480万台 | ▼10.8% | 45.1% |
合計 | 3億4330万台 | 0.3% | 100.0% |
出典:IDC |
OPPOは前年同期比136.6%増の2260万台、vivoは同80.2%増の1640万台である。
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