Architects of Modern Power(AMP)コンソーシアムは、定格60A対応の新非絶縁型デジタルPOL規格「gigaAMP」を発表した。LGAパッケージで高電流オプションの利用が可能となる。
Architects of Modern Power(AMP)コンソーシアムは2016年9月、定格60A対応の新非絶縁型デジタルPOL規格「gigaAMP」を発表した。LGA(Land-grid Array)パッケージで高電流オプションを利用可能とする規格である。「gigaAMP」規格に適合した製品は、2016年中にAMPグループ会員企業から発表される予定となっている。
AMPコンソーシアムは、村田製作所とCUI、Ericsson Power Modulesの電源メーカー3社が立ち上げた。分散型電源システムの開発において機械的仕様、電気的仕様を標準規格として策定し、制御コマンドの共通化などを図っていくことを目的に活動している。
今回発表したgigaAMP規格は、外形寸法が25.1×14.1mmのLGAパッケージを用い、定格60Aに対応する。2015年9月に発表した定格6〜18Aの非絶縁規格である「picoAMP」を延長する規格になる、とAMPグループは位置付けている。
gigaAMP規格に対して、ムラタ・パワー・ソリューションズの社長兼CEO(最高経営責任者)を務めるSteve Pimpis氏は、「新たに60A対応の規格が加わることで、インテリジェントな電源インフラにおける性能や複雑性、柔軟性に対する要望の高まりにも、より確実に対応することができる」とコメントした。
AMPコンソーシアムはこれまで、「teraAMP」や「microAMP」「megaAMP」などの規格をまとめ、発表している。
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