ウエハー出荷面積、5四半期連続で過去最高水準 : SEMI 統計
世界の半導体用シリコンウエハー出荷面積が、5四半期連続で過去高水準の出荷を継続している。SEMIによると、2017年第2四半期(4〜6月)も前四半期に比べて4.2%増加した。
SEMIは2017年7月、2017年第2四半期(4〜6月)の世界シリコンウエハー出荷面積が、前四半期(2017年1〜3月)に比べて4.2%増加したと発表した。前年同期(2016年4〜6月)比では10.1%増と2ケタの増加である。
半導体用シリコンウエハーの出荷面積は、SEMI Silicon Manufacturers Group(SMG)による分析結果に基づき、SEMIがその動向を発表している。これによると、太陽電池用を除くシリコンウエハーの出荷面積は、2017年第2四半期に29億7800万平方インチとなった。2017年第1四半期の出荷実績(28億5800万平方インチ)に比べて4.2%の増加となる。また、前年同期の27億600万平方インチに比べると、10.1%も増加したことになる。
半導体用シリコンウエハーの出荷面積(四半期単位)とその推移 (クリックで拡大) ※SEMIの発表資料を元に作成
SEMI SMGのリー・チョンウェイ(李崇偉)氏は、「5四半期連続してシリコンウエハーの世界出荷面積は最高水準にある。200mmと300mmのウエハー製品が需要をけん引している」とコメントしている。
調査対象となる製品は、ウエハーメーカーがエンドユーザーに出荷したバージンテストウエハーやエピウエハーを含む、ポリッシュドウエハーとノンポリッシュドウエハーで、これらの出荷面積を集計した。
世界半導体装置市場規模、2017年は過去最高へ
SEMIは2017年7月11日(米国時間)、2017年の年央時点における半導体製造装置の市場予測を発表した。
半導体フォトマスク市場、2016年は33億米ドル
SEMIは、世界の半導体フォトマスク市場規模を発表した。2016年は33億2000万米ドルとなった。2018年は35億7000万米ドルを予測する。
2016年半導体製造装置販売、日本は前年比16%減
SEMIは2017年3月14日、2016年の世界半導体製造装置(新品)の販売額が前年比13%増となる412億4000万米ドルとなったと発表した。受注額は、前年比24%増となっている。
2017年の半導体設備投資費、上位11社は10億ドル超
IC Insightsの予測によると、2017年における半導体企業の設備投資額は732億米ドルで、上位11社はそれぞれ10億米ドルを超える投資を行うという。中でもIntel、GLOBALFOUNDRIES、STMicroelectronicsの増額率は、それぞれ前年比で25%増、33%増、73%増と、大幅な増額を見込んでいる。
世界半導体材料市場、2016年は2.4%拡大
SEMIは、2016年の世界半導体材料市場が前年比2.4%増の約443億米ドルになったと発表した。SEMIの報告によると、約98億米ドルを消費した台湾が7年連続で世界最大の市場となった。日本の市場規模は前年同様3番目の大きさだった。
450mmウエハーへの移行、業界は消極的
SEMIが米国で開催した「Industry Strategy Symposium(ISS)」(2017年1月8〜11日)では、450mmウエハーの話題はほとんどなかった。450mmウエハーへの移行に積極的だった半導体業界だが、ここ最近はそうでもないようだ。
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