SEMIは、2016年の世界半導体材料市場が前年比2.4%増の約443億米ドルになったと発表した。SEMIの報告によると、約98億米ドルを消費した台湾が7年連続で世界最大の市場となった。日本の市場規模は前年同様3番目の大きさだった。
SEMIは2017年4月3日(米国時間)、半導体の世界販売額が1.1%増加する中、2016年の世界半導体材料市場が前年から2.4%増加し、約443億米ドルになったと発表した。
SEMIがまとめた材料市場統計レポート(MMDS)によると、2016年の世界半導体材料市場はウエハープロセス材料販売額が前年比3.1%増の約247億米ドル、パッケージング材料販売額が前年比1.4%増の約196億米ドルだった。
地域 | 2015年[億米ドル] | 2016年[億米ドル] | 成長率 |
---|---|---|---|
台湾 | 94.2 | 97.9 | 3.9% |
韓国 | 70.9 | 71.1 | 0.2% |
日本 | 65.6 | 67.4 | 2.8% |
中国 | 60.8 | 65.3 | 7.3% |
その他地域 | 60.9 | 61.2 | 0.6% |
北米 | 49.7 | 49 | ▼1.4% |
欧州 | 30.7 | 31.2 | 1.5% |
合計 | 432.9 | 443.2 | 2.4% |
SEMIの資料を基に編集部で作成 |
地域別では、台湾が約98億米ドルを消費し、7年連続で世界最大の市場となった。韓国と日本は前年同様、それぞれ2位と3位。中国は順位を上げ、世界第4位の市場となった。前年比の成長率が最も高かった地域は、中国、台湾、日本の順となる。
欧州、その他地域(ROW)、韓国は微増(その他地域は、シンガポール、マレーシア、フィリピンなどの東南アジア諸国、およびその他小規模市場の合計)。一方、北米の市場は縮小した。
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