「CEATEC JAPAN 2017」(千葉市・幕張メッセ)が2017年10月3日に初日を迎える。ITやエレクトロニクス以外からも、金融、玩具、住宅など幅広い分野の企業が集まり、総出展社数の約半分が新規となった。
[村尾麻悠子,EE Times Japan]
約半数が新規出展社
「CEATEC JAPAN 2017(以下、CEATEC 2017)」が、2017年10月3日に千葉市の幕張メッセで開幕する。CEATEC JAPAN 実施協議会は同年10月2日、報道機関向けに一足早く一部の展示を公開するメディアコンベンションを開催。併せて、CEATEC 2017開催の記者会見も行った。
「CEATEC JAPAN 2017」の会場の様子。開催日前日なので、まだブースを建設中という所もある
CEATEC JAPAN 実施協議会のエグゼクティブプロデューサーを務める鹿野清氏
2015年までの「最先端IT・エレクトロニクス総合展」から、「CPS(サイバーフィジカルシステム)/IoT(モノのインターネット)の展示会」へと舵を切って2年目。CEATEC JAPAN 実施協議会のエグゼクティブプロデューサーを務める鹿野清氏は、「CPS/IoTの展示会というコンセプトをいかに本格化できるか、という意味で重要な年」だと強調する。
脱・家電見本市2年目のCEATEC 2017開催概要
CEATEC JAPAN実施協議会は2017年9月11日、展示会「CEATEC JAPAN 2017」(シーテックジャパン 2017/会期:2017年10月3〜6日、会場:千葉市・幕張メッセ)の開催概要を発表した。
静電センサーで指の動きを感知、アルプス電気が展示
アルプス電気は2017年10月3〜6日に開催される「CEATEC JAPAN 2017」(千葉・幕張メッセ)で、独自のハプティクス技術や、次世代センサーネットワークモジュールなど、スマート社会の実現に向けた要素技術を展示する。
力触覚通信を35mm角のボードで実現
慶応義塾大学ハプティクス研究センターは「CEATEC JAPAN 2016」(2016年10月4〜7日/幕張メッセ)で、ロボットアームの位置情報・力情報を遠隔に伝える「力触覚通信」技術のデモを行った。同研究センターは、この力触覚通信技術を試作品などに手軽に実装できるよう、35mm角の小型ボードを開発、それもCEATECで披露した。